2019年07月19日 配信

ARグラス装着時の様子

7/19(金)三番瀬環境学習館で夏の特別展「三番瀬探偵団」 

AR(拡張現実)グラスを使った先進的な展示に

 ふなばし三番瀬環境学習館(船橋市潮見町40、TEL047−435−7711)で夏の特別展「三番瀬探偵団、なぞの痕跡(しるし)をおいかけろ」が7月20日から開催される。

 同館では、これまでも「ビーチコーミング」や「野鳥観察」といった、フィールドを意識させ野外活動を促すような展示を実施してきた。春の特別展では「生きものの生存戦略」をテーマにした「なりきり」という手法を活用することで、より生きものへの興味喚起を促す展示もした。今回の特別展では、前回に引き続き、ゲーム的に生きものの魅力を伝える体感展示の手法を加え、生きものの痕跡である「フィールドサイン」をテーマに設定することで、参加者とフィールドを結びつける働きを強めることを狙いにしているという。

 同館・科学コミュニケーターの小澤鷹弥さんは「生きものを探す際には、痕跡の調査を欠かせません。そのような痕跡調査そのものをテーマにすることで、参加者に『生きものを探す』『残された痕跡から生きものを推理する』ことを楽しみ、理解してもらいたい。日常生活の何でもない物からも、何かしらの痕跡があるかも、といったように興味を持ってもらえれば、いつでもどこでも探偵団です。干潟の探索もさらに楽しくなると思います」と話す。

 展示の流れは、1階の受付で用意された「怪人からの挑戦状」を3種類の中から1つ選び、1階常設展示を見ながら謎の合い言葉(クロスワード)を手に入れる。そして2階の「怪人のアジト」で合い言葉を入力し、AR(拡張現実)グラスを手に入れる。AR(拡張現実)グラスを使って五つの痕跡標本を見て謎を解き、痕跡標本から怪人の正体を突き止めるというもの。正体を突き止めると「名探偵の証」がもらえる。

 見どころは、AR(拡張現実)グラスを体験展示に用いた、かつてない先進的な特別展であることのほか、多種多様な標本群で東京湾や三番瀬で見られる生きものの標本、全42点。また「リトライ」(1回200円)すれば、何度も楽しめる。

 開催は9月2日まで。入場料金は、一般700円、高校生・大学生500円、小・中学生400円、市内在住の小・中学生300円、未就学児・障がい者とその介護者1名は無料。リトライチケット200円。開館時間は9時〜17時、期間内は無休。

 その他にも、関連のワークショップ「三番瀬探偵ノートを作ろう」を9月1日まで開催している。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 名探偵の証と小澤さん

  • ワークショップ三番瀬探偵ノート

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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