7/13(土)3年に1度の湊町八剱神社本祭り
迫力の神輿のゆすり込みが15日まで続く
3年に1度開催される「湊町八剱(やつるぎ)神社本祭り」が7月12日から始まっている。
「湊町八剱神社本祭り」は、船橋の漁師町に蔓延した疫病を払うことを目的として江戸時代に始まり、約300年の歴史を持つ。現在では疫病退散のほか、漁師たちの海上安全や大漁祈願などの願いも込めて行われている。
1947年からは、本祭りを3年ごとに行うと決め、以降は湊町の12町会が当番町を持ち回りで担当しながら受け継がれてきた。今年の当番町会は東納谷(湊町第五自治会)が務める。湊町第五自治会会長の大塚健吉さん(81)は「当番は36年に1度だけ回ってくる大役であり大変な名誉」と話す。
12日は船橋大神宮での例大祭と神輿出御の儀式に続き、神輿をトラックに乗せて各町会を回る「神輿渡御(みこしとぎょう)」が行われた。夕方からはみなと中央公園での夏まつり縁日も開催され、いろいろな屋台やワンコインゲームが来訪者を楽しませたほか、湊町総勢12町会による「ばか面踊り」の披露も盛り上がりをみせた。
13日からは、この祭りの最大の見どころでもある各町会での神輿のゆすり込みが始まっている。ゆすり込みとは、神輿を漁師の船に、神輿を支える人たちを波に見立てて、二天棒(担ぎ棒が二本)の神輿を左右に大きく転がすように揺らすこと。各町会でのゆすり込みには多くの見物客も集まり、大きく神輿が揺れる様子に歓声が挙がっていた。
13日の西六・西七・西八・日の出壱の各町で神輿のゆすり込みに引き続き、14日には日の出弐・浜町東・浜町西・寺町・仲町、15日には舟町・谷町と当番町の東納谷でのゆすり込みへと続いていく。
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