7/9(火)二宮神社で「水まつり」開催
井戸で神水をくみ上げ、社殿にお供え
二宮神社(船橋市三山5-20-1)の「水まつり」が7月7日、神社境内で行われた。
宮司田久保美英さんの話によると、「日々の生活に欠かすことのできない大切な水を、おいしく、安全に絶え間なく供給されることへの感謝の気持ちを表す祭り」と話す。
同日 梅雨の雨が降りしきる中、参道脇にある井戸よりくみ上げられた神水(じんすい)=若水は、神職と事前に選ばれた約50人の参拝者に守られながら御社殿に運ばれ、厳かな神事に供えられた。
同祭りに先立ち参道脇の井戸では、事前に「井戸さらい」という掃除をして清めた後、6月22日から清水(しみず)をためてこの日に備えた。
同日は祭りの前後にも多くの参拝者があり、境内には「夏詣」ののぼりやポスターが多く見られた。
二宮神社の元々の社名は平安時代の古書「延喜式」に記載されている「寒川神社」といわれている。寒川とは清冷な泉流の意味で、二宮神社の参道脇の「御手洗の池」と呼ばれている池や井戸のある辺りが由来の場所だと伝わっている。寒川の豊かな水を中心に、古くから人々の生活があり、二宮神社も心のよりどころとして祭られてきた。
境内ではこの日、水まつりの参加者が年齢層ごとに集まり親交を温めていた。
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