2019年06月25日 配信

勉強会後に記念撮影

6/25(火)助産師と産前産後専門整体師が連携

ママの痛みに寄り添って

 助産師と産前産後専門整体師がママの痛みを理解し改善するための勉強会を6月23日、船橋市中央公民館(船橋市本町2-2-5、TEL 047-434-5551)で行った。

 「クレール整骨院」(本中山3-1-11、TEL 047-333-8550)の院長・林晃輝さんは、 「昨年10月、同所で開催された『子育て応援メッセinふなばし2018』で、助産師会の田村さんと知り合ったことがきかっけで、今回の連携の話がまとまりました」と話す。

 林さんは「mamaluxe(ママリュクス)」という産前産後の心と体のために活動する。「ママリュクス」とはフランス式の産前産後ケアの重要性をうたう全国組織で、フランス語で「ママに優雅になってもらいたい」という意味が込められた言葉だという。同会には鎌ケ谷市、静岡県、栃木県からも仲間が駆け付け、助産師会からは助産師18人が参加。

 林さんはプロジェクターを通して、「あなたはなぜ助産師になろうと思ったのか」など問いかけながら、「子育てならぬ孤育てを余儀なくされているママたちも多く、腰痛や膝痛などの痛みにも耐えながら育児をしている人も多い」とママが抱える現状について話した。子どもの数は減っているにも関わらず虐待数は増えているという現実にも触れ、「ママたちを肉体的精神的苦痛から救うために、産前産後ケアを助産師と連携することで前進させたい」との思いを説明。

 今日の目的は「妊娠中・産後のママたちが抱える『痛み・症状』に対しての対応やアドバイスができるようになること」であると明言。そして、そういったママたちに直接会う機会が多い助産師たちからも、勉強した内容を産前産後のママたちに伝えてほしいと話す。今こそさまざまな分野の人たちが手を取り合う必要があるのではないかとも。

  「最近痛みを訴える妊婦さんや産後のママが増えているんです」と話すのは、千葉県助産師会船橋地区会長の田村陽子さん。その要因について「一因にはやはり高齢出産が増えていることがあります。さらには、生活が便利になっているから自分たちのころに比べて若い人たちも体力が落ちていることなどもありますね」と話す。助産師も産前産後のママから痛みを取り除いてあげたいと思いつつも、そのノウハウを習得できていないためアドバイスできない歯がゆさがあったという。

 マタニティ期の腰痛、恥骨痛、股間節痛、足のむくみについて、また産後の腰痛、膝痛、腱鞘炎、肩こりについて、解消するための運動などを実践した。林さんは「今後ますますこのような形で連携が進むよう、努力していきたいと思います」と話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 院長・林晃輝さん

  • 勉強会の様子

  • 熱心に見入る助産師たち

  • 骨盤の模型を使って、わかりやすく説明する林さん

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Youtube
  • TikTok
  • Webサイト
スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード