6/17(月)東船橋のおおすか整形外科で市民公開講座「スポーツ損傷復帰までの対策と予防」
今回で29回目、隔月・定期開催の市民公開講座
東船橋駅近くのおおすか整形外科(船橋市東船橋1-22-8.TEL047-411-0777)で6月15日、クリニックの患者や一般市民向けの公開講座「スポーツ損傷 復帰までの対策と予防」が行われた。
同講座は2か月に1度、定期的に開催している「転ばぬ先の体操教室」の一環で、今回の開催で29回目。毎回テーマと対象者を変えて実施、今回のテーマは、スポーツ少年少女とその保護者を対象に実施した。
講座の冒頭でスポーツ損傷とは、「障害」と「外傷」に分けられると紹介。「障害」は、繰り返しの動作で徐々に発生していくもので野球肘やシンスプリント、腰椎分離症、アキレス腱炎などがある。「外傷」は、瞬間的な外力で発生するものでいわゆる怪我で、骨折や脱臼前十字靱帯断裂、捻挫などをいう。
調査によると、怪我をしても受診しない人が71パーセントに達し、大部分の人がけがを放置している実態である事にふれた。怪我をした時の処置として「RICE」を紹介。「R」はRestで「安静」、「I」はIceで「冷却」。氷水や水道水での冷却を推奨している。「C」は、Compressionで「圧迫固定」。「E」はElevation「拳上」を示している。
そのうえで、「不安な時」「痛みが増える時」「痛みが長引く時」「特有の動作で痛む時」の4つの事例を挙げて、一つでも当てはまったら医師への受診を薦めている。
その際受診するのに「スポーツドクター」という専門医がいる事を紹介。日本医師会で実施している講習を受講した医師が登録している「日本医師会認定健康スポーツ医」(2万人)、日本整形外科学会の研修を受講して認定されている「日本整形外科学会認定スポーツ医」(5500人)、Japan Sport Associationに各スポーツ団体から推薦された「日本スポーツ協会認定スポーツドクター」(4000人)などを訪ねることを推している。
「スポーツドクターは自身がスポーツ競技をやっているまたは、やっていた医師が多いのでスポーツをする人の気持ちがわかる場合が多い」と、大数加さん。「ちなみに、僕はJSPOの認定スポーツドクターを持っています(自身も自転車やウィンドサーフィン競技者で空手の有段者)」とも。
座学での講習を終え、講座は後半戦へ。実際に体を動かしてのアップメニューを紹介し、参加者にも体験させた。アップメニューでは、「ジョグ」「サイドラン」「バックラン」で体をほぐすことからはじめた。
その後、ひざを高く上げて進む「ハイニーウォーク」、前太もものストレッチを効かせる「ヒールアップ+ストレッチ」、腰や股関節のストレッチになる「ランジウォーク」などの筋力や柔軟性を使ったストレッチを紹介。身体を隅々まで使う「ストレートデッドリフトウォーク」「ステーショナリースパイダーマン」などの筋力及びバランスを使うアップも紹介・体験させた。
このほか、「シングルレッグダンス」「ショルダーコンタクト」「タッチ組手」などのコンタクト系のアップを実演で紹介し、運動後のクールダウンについても「セルフリリース」「アキレス腱」「ハムストリングス」「背骨」「大腿四頭筋」「広背筋」など部位ごとにケアする方法を紹介。この日参加した小学生アスリートたちも「今後のトレーニングやアップに活かせそう」と笑顔で体験していた。
同クリニックの診療時間は、月~水・金が8時半~12時半、14時半~17時半。土曜日は、8時半~12時半。木・日休診。駐車場はクリニックの前後に9台。
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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