2019年06月17日 配信

6/17(月)西図書館で太宰治生誕110年記念「太宰治と船橋」

佐藤春夫宛の直筆書簡など貴重な資料を展示

 西図書館(船橋市西船1-20-50)の2階ギャラリーで、6月14日から太宰治生誕110年を記念し、「太宰治と船橋」が開催されている。

 太宰治は療養のため、昭和10年7月から1年3カ月の間、船橋で滞在していたというが、自身の回想記『十五年間』(昭和21年)の中で、「私には千葉船橋町の家が最も愛着が深かった」と船橋愛を述べている。

 今回の展示では、太宰治が船橋でゆかりのあった場所を地図上でわかりやすく示し、当時の船橋の街並みを振り返るパネルや、船橋の自宅案内図入り葉書と当時の地図も展示しているほか、『晩年』『ダス・ゲマイネ』など船橋時代の作品を紹介している。

 「太宰治交友禄」コーナーでは、太宰治がどんな人と交友があってどんな関係かをわかりやすい注釈付きの相関図で展示。

 企画担当者の同館職員・阿部崇宣さんは「今回の展示では、太宰治が船橋とつながりがあったことを船橋市として紹介したい。文豪というと堅いイメージがあるが、面白いエピソードやあまり語られていなかったことを少しでも見せることで、太宰治のことを知らない人たちにも馴染んでいただけるよう企画しました」と話す。

 今回は実践女子大学文芸資料研究所の協力で、近年見つかった太宰治の直筆の書簡など貴重な資料7種類を展示している。太宰が師事した作家・佐藤元春に宛てた書簡もあり、阿部さんは「中でも特にショーケースの中に広げて展示されている4メートルもの巻物状の書簡は、初日に来場された方々もその長さに圧巻されていた」と話す。

 また、現在若者に人気の文芸「文豪ストレイドッグス」(現代の横浜を舞台に、太宰治、芥川龍之介、中島敦などの実在した文豪たちがキャラクター化され、それぞれの文豪たちが作品になぞらえた能力を用いて活躍する漫画)関連のポスターなども展示している。同館でも同作品の小説を借りることができるので、「読書離れが進んでいる10代にも名作に触れるきっかけとなり、読書へつながれば」とも。

 また、6月29日には関連講座「船橋時代の太宰治」を同館で開催するが、6月1日の申し込み開始後、翌日午前中には定員50人に達し、キャンセル枠を含め、現在は募集終了している。

 同展示は7月10まで開催。開館時間は9時30分~20時00分、土・日曜、祝日は17時まで。閲覧無料。6月24日は休館となる。

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