2019年06月12日 配信

長与千種が撃退法を説明

6/12(水)京成船橋駅で痴漢撲滅イベントを初実施

千葉県警と女子プロレスラーがPR

 京成電鉄は京成船橋駅(船橋市本町1-5-1)で6月11日、千葉県警と女子プロレス団体「Marvelous」の共同で痴漢撲滅イベントを開催した。

 6月1日から15日まで、関東地方の鉄道会社は痴漢撲滅キャンペーンを実施。キャンペーン期間中は警察の協力のもとに警戒を強化するとともに、痴漢被害者やその周囲の乗客には駅員などに知らせるようにポスターや列車内・駅構内にて放送で呼び掛けを行っている。京成船橋駅で痴漢撲滅イベントを行うのは初めて。

 イベントでは船橋を拠点に活動している女子プロレス団体「Marvelous」の代表・長与千種さんを「一日鉄道警察隊長」に、同団体のレスラー・彩羽匠(いろはたくみ)さん、門倉凛(かどくらりん)さん、桃野美桜(もものみお)さんを「一日鉄道警察官」に任命した。ゆかりのあるキャラクター「京成パンダ」、「チーバくん」、千葉県警察の「シーポック」も登場し、フェイスビル連絡通路横に設けられたステージは通行人やファンでにぎわった。

 京成船橋駅長の平山和嘉さんのあいさつの後,「Marvelous」のメンバーと千葉県警の女性隊員らによる痴漢護身術の実演が行われた。10代の頃に映画館で痴漢にあった経験のある長与さんは「その時は固まって何も言えなかった。被害にあったら声を上げてほしい。泣き寝入りすると後で絶対に後悔する」と訴えた。

 女性が被害者となる事例の専門的な知識と経験をもつ千葉県警生活安全総務課の「よくし隊レディ・あおぼーし」の永田裕子さんは、「痴漢にあったらまず声を上げてほしい。周りの人が味方になってくれます」と話した。「痴漢の手や指をつかんで上に上げる」「おしりはバックで隠す」「エスカレーターでは少し斜めに立つ」など、すぐに役立つ痴漢防御対策の実演をレスラーらと伝授した。

 痴漢に扮した千葉県警女性隊員を相手に、桃野さんがユーモアを交えてプロレス技をかけ撃退させる場面も。長与さんは「痴漢は卑劣な行為。見かけたら何とかして手を差し伸べてほしい」とも。

 ステージでのトークイベンントが終わると長与さんは構内放送で痴漢撲滅を呼び掛け、駅のホームをレスラーら4人で巡回、痴漢撲滅を呼びかけるチラシなどの配布を行った。船橋市の30代の女性は「ためになる話をきけて楽しかった」と話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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