2019年05月22日 配信

飼育員の丸山真由美さん 

5/22(水)船橋市運動公園で35回目の「ホタル鑑賞会」

披露までの準備は1年がかり

 「ホタル鑑賞会」が5月28日から、船橋市運動公園内の人工飼育施設「ホタルの里」(船橋市夏見台6−4−1、TEL 047−438−4462)で開催される。

 今年で35回目をむかえる「ホタル鑑賞会」。その準備は1年前から始まっている。その年の鑑賞会が終了すると、そこから飼育員丸山真由美さんと本澤真由美さんの戦いが始まるのだという。

 鑑賞会が終了すると観賞用のネットハウス内にいるホタルは全て確保し、飼育用のカゴに移される。そこで産卵が済むと、その年のホタルは生涯を閉じる。

 6月〜7月初旬に卵からふ化した幼虫は、少し水を入れ砂利が敷かれた箱の中に移される。そこで幼虫は2月頃まで過ごすが、この期間に幼虫が食べる「カワニナ」という貝を毎日確保しなければならないのだという。

 丸山さんは「一番大変なのは、幼虫の身体の大きさに合わせた『カワニナ』を多い時は1000個くらい獲らなければいけないことです」と話す。さらに「小さな幼虫が食べられる大きさの『カワニナ』なので当然小さいものになります。幼虫より大きいと幼虫が逆に『カワニナ』に食べられてしまうのです」と、幼虫の成長に合わせた「カワニナ」獲りの苦労も話した。

 そして幼虫に与えた「カワニナ」の量と、食べ終わった「カワニナ」の殻の量をカウントし、参考資料として記録しているという。

 12月に入ると幼虫は冬眠に入り、2月くらいまで餌を食べる量が減り、丸山さんらは少しホッとできる期間に入る。3月になり冬眠から覚めると、観賞用ネットが張られた人工池がある飼育ハウスに移される。そこでサナギになり、成虫のホタルになる。成虫の生息期間は10日〜14日で繁殖を終えると生涯を閉じる。

 丸山さんは「幼虫から一生懸命世話をしてきたホタルの勇姿を、たくさんの皆さんに見ていただきたいです」とかわいい我が子を見守るような笑顔で話した。

 「暗闇に光るホタルの姿をぜひ見に来てください」と体育施設管理事務所の佐久間真美さん。例年の来場者数は、1日で1000人〜1200人で混雑が予想されるため、公共の交通機関の利用を推奨している。

 ホタルの里は自然の地形を利用しているため斜面にある。「車椅子やベビーカーのお客さまは、別途観賞用のカゴでご覧になれますので、ぜひお問い合わせください」と佐久間さん。

 鑑賞会は6月2日まで。鑑賞時間は19時30分〜21時。雨天時は中止になる。

  • 今年のホタルの成虫

  • 幼虫の飼育をする小屋

  • ホタルの幼虫

  • 餌になる「カワニナ」写真

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