2019年05月22日 配信

新しくできた高齢者施設は、駄菓子屋としゃぶしゃぶ店が併設

5/22(木)夏見に駄菓子屋併設の高齢者施設「銀木犀」

地域での高齢者見守り活動と子どもたちの居場所作りに一役

 船橋市内でも複数の拠点を展開する駄菓子屋併設の高齢者施設「銀木犀」が新しい施設を開設、5月25日からの利用者入居の開始よりも先に駄菓子屋がオープンし、口コミで多くの子どもたちが集まっている。

 同施設は、サービス付き高齢者向け住宅という福祉サービス。居室は、単身用が55室、2人用が4室の計59室。敷地面積は、1296.61平方メートル、延床面積が2078.28平方メートル。薄板軽量形鋼造りの3階建て。入居者の定員は63人。

 共用設備として、食堂、談話室、キッチン、浴室、特別浴室(ヒノキ風呂)、洗濯室、緊急通報装置、スプリンクラーなどが設置されている。

 経営母体は、厚さ1mmの鉄板を使った薄板軽量形鋼造の特許を持っているシルバーウッド。2015年に鎌ケ谷市と船橋市の境目にある「木下街道」沿いの施設に駄菓子屋を試験的に導入、多くの利用者や周辺住民から反響があったという。現在は全店舗で駄菓子屋併設型の施設を展開、子どもたちによる地域の見守り活動にも活かしているという。

 入口の風除室には「だがし屋」を併設。船橋市場の山下商店から仕入れている駄菓子や玩具を2坪ほどのスペースに所狭しと並べられている。買い物をした子どもたちは施設内に自由に入ることができ、利用者入居後も自由に出入り可能になるという。

 「他の施設では、普段だがし屋を利用している子どもたちが、利用者が散歩している時に気軽に挨拶してくれるなどの光景が見られます」と同施設のスタッフ。1階にはだがし屋のほかに訪問介護事業所を併設。要介護5の寝たきり状態にも対応できるようになっている。

 利用料金は、月額18万9500円~24万9500円(18~20平方メートル・1人部屋の場合)。ミニキッチン付きの2人部屋利用の場合は、35万9500円~37万9500円(28平方メートル)

 受付時間は、9時~18時。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 訪問してきた子どもたちの靴が並ぶ玄関

  • 木の温もりを大切にした高齢者住宅

  • 施設内は、子どもたちも出入りできるようになっている

  • 5月17日から開店しているしゃぶしゃぶ専門店

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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