県内最大級のクラフトビールいべんと「ちばクラフト青空ビアガーデン」

5/19（日）船橋市場で「船橋市場50周年だョ！全員集合」

まぐろ解体・模擬競り、クラフトビール・ご当地アイドルなどに3万人

　船橋市地方卸売市場（船橋市市場1-8-1）で市場開設から50年を記念したイベント「船橋市場50周年だョ！全員集合」が5月19日に行われ、約3万人の来場者で場内はにぎわった。

　同イベントは、船橋市場が50周年の節目を迎えるにあたって市場を取り巻く取引先事業者、生産者、市場関係者、市民などに対しての感謝の気持ちを伝える目的で実施され、県内を中心に農水産物や各地の街づくりや特徴に深く関わっている「旬」なものが集まった。

　市場で駐車場を会場とし、市内および県内外から集まった100件を超えるブースが並んだ。酒税法の改正で全国各地にブルワリーが設置された事で注目を集めている「クラフトビール」のうち千葉県内のクラフトビールが8蔵元20銘柄集まっての「ちばクラフト青空ビアガーデン」、船橋を中心とした飲食店の販売ブースが24店。

　船橋市以外にも銚子市や東金市などから千葉県内のご当地グルメを販売する模擬店・飲食店、キッチンカーや市場内の店舗や会社による模擬店出店が並び、来場者は場内に数カ所設置された屋根付きの飲食スペースで食事を楽しむことができた。

　トラック2台で設営された「ご当地アイドルステージ」では、地域活性化を目的に結成されたご当地アイドルや都内の地下アイドルグループが総勢18チーム、約100人出演。

　「メインステージ」では船橋市が誇る全国トップクラスのスクールバンド（市立船橋高校、海神中学校、法田中学校、宮本中学校、海神南小学校）から5校、札幌YOSAKOIでファイナル経験のあるYOSAKOIチーム「REDA舞神楽」など5チーム、市内で活躍するミュージシャンらが彩りを加えた。

　このほか、市場らしい催しとして「市場スペシャルパフォーマンス」と題し、マグロ解体ショーや、メロンなどの目玉商品が入った青果の模擬せりも行われたほか、船橋市内に本拠地を置くラグビートップリーグ「クボタスピアーズ」によるパスやタックルなどの「ラグビー体験」、警察車両との撮影コーナー、場内で使われているフォークリフトだけでなく、メルセデスベンツやキャンピングカーの展示もあり、特に小さな子どもを連れた家族を中心に展示を楽しんでいた。

　芝山から訪れた家族は「自分は市場に何度か入ったことはあるけど、子どもは来たことがなかった。こういう機会があると子どもも一緒に楽しめ、子どもが市場という存在を肌で感じてもらえて社会勉強にもなるし、娯楽としても楽しい」と話し、薬円台から来場した家族は「知り合いにたくさん会えて、楽しかった」と笑顔を見せた。

　今回の開催は、50周年の節目で行われたため次回の開催については未定。「50年分の感謝を取引先、市民のみなさんに伝えることができて良かった。次は55周年のイベントでお目にかかれたらいいなぁ」と、松丸博信実行委員長は日に焼けた顔をほころばせた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください