2019年05月11日 配信

5/11(土)「千葉ジェッツふなばし」がBリーグ初制覇惜しくも逃す

チャンピオンシップファイナル

 男子プロバスケットボール「千葉ジェッツふなばし(以下千葉)」が5月11日、横浜アリーナ(横浜市港北区新横浜3-10)でチャンピオンシップ(CS)ファイナルを戦い、アルバルク東京(以下A東京)を相手に67対71で惜しくもリーグ初制覇を逃した。

 Bリーグは今年で3年目に入り、昨年も東地区優勝を果たした千葉と、同地区2位のA東京がファイナルに勝ち進み、横浜アリーナで戦った。昨年のファイナルでは最終的に25点差でA東京が勝利した。

 今シーズンは東地区で優勝したのは千葉、その千葉を追ったのは「栃木ブレックス(以下栃木)」で、同地区のA東京はワイルドカードで進出している。

 CSで千葉ジェッツは富士グラウジーズを初戦で下し、船橋アリーナで行われたセミファイナルで栃木ブレックスを破りファイナルへ。一方A東京は新潟アルビレックスBBに勝ち、セミファイナルでは琉球ゴールデンキングスを第3戦で制した。

 千葉のスターティングメンバーは冨樫勇樹、マイケル・パーカー、アキ・チェンバース、ギャビン・エドワーズ、石井講祐でセミファイナルと同じ人選。前半第1クオーターはA東京に押され気味だった千葉だが、第2クオーターで逆転した場面も。第2クオーターは33対35でA東京がリードし終了した。

 第3クオーターではパスミスなども目立ち、点差を20点近く付けられた場面も。そこから気持ちをリセットし、第4クオーター、富樫の3Pが決まり徐々に点差が縮まり、残り25秒で2点差まで追い上げたが、最終67対71で初制覇は来シーズンへ持ち越すことに。

 富樫選手は「チームとしてやってきたことは素晴らしかった。点差が開いてしまったとき、追い上げられた点はチームの成長です」と反撃のシーンを振り返った。「今シーズンやってきたことは間違ってなかった。切り替えていく」とも。大野ヘッドコーチも「チームは成長したと思う。特にメンタルは確実に成長したので、コーチとしても成長していかなければならない」と来シーズンに向けての気持ちを話した。

 NHKでライブ放送されていた試合を子どもと観戦したという船橋市在住の主婦は「横浜アリーナまでファイナルを見に行くご近所さんにエールを託して、私たちは自宅でテレビ観戦しました。残り時間が少ないなか2点差まで追い上げたとき、どうにか勝って!と祈るあまり涙が出ました。試合終了時は呆然としてしまい、子どもは声をあげての大号泣…。でも、今年はたった4点差。来年こそは『てっぺん』へ行けるよう、私たちも応援をがんばりたい」と話す。

 千葉市から横浜スタジアムに来たという木口静さんは、「点差が開いても最後に追い上げられたのは、今年のジェッツが強くなったんだなと思いました」と話し会場を後にした。

 また、松戸徹市長からは「大接戦の末に悲願のBリーグ優勝はなりませんでしたが、最後まで頑張り抜いた選手たちの姿は、多くの人たちに感動を与えてくれました。長いシーズンを戦い抜いた、ヘッドコーチ、選手、スタッフ、日本一熱いブースターの皆さんに感謝します。来期こそは必ず優勝をしてくれることを、63万の船橋市民と期待しています」とコメント。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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  • 渾身の声援を送るブースター

  • 試合終了の合図に膝を付くマイケルパーカー選手、立ち尽くす西村文男選手、肩を落とす富樫選手

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MyFuna編集部

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