2019年04月06日 配信

手前にあるのがココアパウダーをかける際に使う型

4/6(土)新元号「令和」をイメージしたパンを発売

習志野台のパン屋「スーリール」で

 習志野台第二小学校の校庭前にあるパン店「手作りパン工房 スーリール」(船橋市習志野台5-38-38 TEL 047-494-8517)で、4月3日から新元号「令和」をイメージした「令和パン」の発売を開始している。

 自宅ガレージを改装し、家族で営む同店は2014年にオープン。店名はフランス語で「笑顔」という意味を持つ。大手ベーカリーから独立した店主・中野剛さんは「自分の地元のみなさんに、パンを選ぶときに笑顔になってもらいたい。さらに、買っていただいたパンを食べて、もっと笑顔になってもらいたい」とパン作りに精を出す。約3坪の店内には所狭しとパンや焼き菓子が並ぶ。

 中野さんは「新元号が発表されるにあたり、お客様から『新元号にちなんだ商品とか作らないの?』と言われていた」と明かす。「何かできないか?」と考えていたところ、新元号「令和」が発表され、「その名前が、兼ねてから商品化したいと思っていたパンのイメージとぴったりだった」と中野さん。

 新元号発表からわずか2日後に商品化した「令和パン」(160円・税抜)は、ベースはあんパン。そこにコーヒー味のホイップクリームを混ぜた、コーヒーホイップクリームあんパンが「令和パン」だ。

 「『令和』の意味はいろいろと言われていますが、昔ながらのあんパンが『和』にあたるもの。今回初めて元号に使われた『令』をイメージするのが、初めての組み合わせでもあるコーヒーホイップクリームです」と中野さんは説明する。

 「世の中には、あんパンを食べるときにコーヒーを飲む人が結構いる。その相性の良さなら、パンで一つにしてもいいとかねて思っていた。さらに甘いのも加えたかったのでホイップクリームに混ぜてみました。意外な組み合わせと思われるかもしれませんが、これがよく合うんです。すでにお客さんの中でリピート買いしてくださっている方もいます」と中野さんは微笑む。

 あんには北海道産小豆を使用し、こしあんを使用。パンの皮には「令和」の文字が施されている。「この短時間で焼き印を作ったわけではないんです。当店で以前からオーダーを受けている『1升パン』で使う型の手法を応用した。ただ、『和』の文字の口の中の部分のくり抜きパーツは、手で1回ずつそっと置いていかないといけないので、時間がかかる作業が要されます。そのため、現在は1日に10個くらいしか作っていません」とも話す。

 販売は新元号が使われ始める5月いっぱいくらいまでを予定。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店主・中野さんと「令和パン」

  • コーヒーホイップがたっぷり入っている

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MyFuna編集部

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