2019年04月05日 配信

院長の國分善政さん(左)とスタッフ

4/5(金)夏見のこくぶん歯科クリニックがオーラルIDによる口腔癌検診を導入

光を当てるだけの簡単な検診で早期発見

 船橋中学校近くのこくぶん歯科クリニック(船橋市夏見2-24-15、TEL 047-421-0227)では「オーラルID」(Oral ID)と呼ばれる口腔癌検診の導入を今年から始めた。

 オーラルIDとは、口腔癌検診を指すとともに検診機械の名称でもある。ペンライトのような機械の光を口の中に当てることで、正常な場所は明るく、粘膜に異常がある場所は光が吸収され暗く見えるので、肉眼では見過ごしてしまう癌や前癌病変を反射光の明暗の差で簡単に判別できる。

 同クリニックでの検診は、まずレントゲンを撮り、オーラルIDのライトを当てて暗い場所を発見した場合は、歯ブラシのような機器で患部をこすり細胞検査を行う。

 検査結果は2週間後に判別、この検査で異常が発見された場合は専門医療機関を紹介するという流れになっている。今年から正式にクリニックへ導入し、すでに毎月約20人が受診した。

 口腔癌の5年生存率は60~80%と言われているが、初期段階で発見されれば簡単な治療で治せるという。そのため、同クリニック院長の國分善政さんは、患者の治療時、口内炎か口腔癌かはっきりと判断できる方法がないかと考え、アメリカで多く使用されているオーラルIDを2年前に購入、検診として導入するまで試行を繰り返したという。

 アメリカでは、1時間に1人の割合で口腔癌患者が死亡している状況を受けて、年2回の口腔癌検診が義務化されているが、日本では同機械が保険適用外のため導入が進まず、現在市内で使用しているのは同クリニックのみ。「高齢者の受診が多く、実際検診を始めてから前癌病変を発見しています」と國分さん。

 國分さんは、歯科医とは別に物書きの顔を持ち、開業当時の自身の医療体験エピソードの投稿が入賞し、「ブラックジャック~REAL感動の医療体験談~」(秋田書房)の中で、ブラックジャックと一緒に死者の入れ歯を作る話が漫画化され出版されている。

 國分さんは「今後も新しい技術には注目していき、治療に役立つものは積極的に取り入れていきたい」と話す。

 同クリニックの診察科目は歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科。診察時間は9時30分~13時・14時30分~20時(土曜は18時)。木曜日曜祝日は休診。予約制。オーラルID検診料=3,000円(税別)。駐車場1台分あり。

  • 検診の様子

  • 住宅街にある

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