2019年03月31日 配信

3/31(日)船橋大神宮近くにクラフトビール専門店「Anco」
第二の人生で「人の夢を応援したい」と起業

 船橋大神宮近くの御殿通り沿いにクラフトビール専門店「Anco(アンコ)」(船橋市本町4-31-20、TEL047-779-1359)が11月18日にオープンした。

 店舗面積は、約7坪。増田さんが全ての客とのコミュニケーションを取りやすいようにカウンターのみで10席。女性客を意識したという店内は、白をベースにピンク色も使用してポップないろどりを心がけている。

 同店のオーナーは、舞浜の大手企業を定年退職したばかりの増田浩一さん(60)。会社員時代は、商業施設の販促担当として地方や海外マーケティングを担当。船橋在住20年以上になるというが家と会社の往復、出張の連続でほとんど船橋で飲む機会はなかったというが、自宅に近い船橋での起業を決めた。

 会社員時代、県内のクラフトビールブルワリー立ち上げを経験。クラフトビールを研究するうちにその成り立ちや歴史、種類、素材について深い知識を得るようになった。

 マイクロブルワリーと言われる小規模なブルワリーはいったん製造がはじまると他のことに目を向けられなくなる傾向が強いという。そうしたブルワリーへの情報提供や横の連携を手掛けていく事で若手のこれから活躍する人たちに役立ちたいと同店を構えた。

 「会社員時代、若いころは自分の好きなことをひたすらやってきた。年を重ねていくうちに若い人を応援したいという気持ちが強くなってきたんです」と増田さん。

 「地方の特色をいかしたクラフトビールは、観光や地方創生、地方の活性化に大きな力になる」と感じ第二の人生をクラフトビール業界の底上げに捧げる事に。各地のクラフトビールイベントに積極的に参加、ビール業界の人との親交を深める一方で定年後、ビールのソムリエとされる「ディプロムビアソムリエ」も取得、料理とビールのペアリングなども提案する。

 「実は、一度の人生だからやりたいことをやりたいって気持ちもあるんです。レストラン業やビールをタップで出している姿に昔から憧れがあったんです」と、照れくさそうに話す。妻のエレーナさんも一緒に店を切り盛りしてくれる。

 エレーナさんは、日系2世のブラジル育ち。ブラジルの食卓でメジャーな食材フェジョン豆と肉の煮込み料理「フェジョアーダ」やブラジル式の鶏バーベキュー「フランゴ・アッサード」などブラジルの家庭料理を看板メニューに世界中のクラフトビールを提供する店はクラフトビール好きが連日連夜集まる。

 今後の動向だが、今年6月にはベルギーに行き「ビアマラソン」に参加するという。最近、クラフトビール流行の兆しがみられるアジア各国でのクラフトビールも仕入れ、その国が持つクラフトビールのストーリーと共に紹介していくつもりなのだという。

 営業時間は、17時~23時。日月定休。※予約があれば日月も営業するという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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