2019年03月28日 配信

3/28(木)西船橋子どもミュージカル20周年記念公演

歌と踊りでロボットと人間の交流を描く

 「西船橋子どもミュージカル」20周年記念公演が3月27日、船橋市民文化ホール(船橋市本町2-2-5、TEL 047-434-5555)で行われた。 

 同劇団は1999年4月に設立。独自のネットワークによって全国24カ所で約500人の児童劇団員が所属する、子どものためのミュージカル児童劇団「大きな夢」。本部は東京都。

 公演は毎年開催され、脚本は本部のオリジナル作品になる。同公演ミュージカル「ロビンソン×ロビンソン」は、同劇団では3回目の公演になり、昼の部虹組と夜の部宙組による2回あった。

 幼い少女リリーの成長と、彼女のもとへやってきたロボットのロビンソンとの関りを中心に、ロボットの世界を歌と踊りで展開。キャストは同劇団の22人と賛助出演者8人による、総勢30人。演出や音楽、照明や音響は本部の専門スタッフが担当。

 同劇団は毎週木曜日に葛飾公民館で練習しているという。小学1年生から高校生までが入会でき、週によって演技、ダンス、歌の各指導者が本部からレッスンに来ている。

 夜の部ロビンソン役の伊藤圭伸さん(中1)は、「僕は小学校3年生の時に同劇団を知り、お母さんにお願いして体験レッスンを申し込みました。歌ったり踊ったり演技しているお兄さんお姉さんたちを見て、僕もワクワクしてきてすぐに入団することを決めました。はじめはなかなか思うようにできませんでしたが、先生や先輩たちがやさしく指導してくれてだんだんと表現することの楽しさを知り、積極的に歌や演技やダンスができるようになりました。

 入団してから5年、今は自信を持って舞台に立てます。いろいろな経験を通し、成長させてもらえていると思います。僕はミュージカルが大好きなので、これからも表現する素晴らしさが伝わるように頑張っていきたいと思います」と話した。

  夜の部リリー役の伊藤彩奈さん(中2)は、「公演後にお客さまから『感動しました』と言っていただけ、お客さまの心に少しでも響いた、やっていて良かったと心から思います。西船橋子どもミュージカルでは、基本的なあいさつ、礼儀作法など、ミュージカル以外のことも教わってきました。ミュージカルの楽しさや素晴らしさを知ることができ、入団して本当に良かったと思っています」と話した。

 父母会代表の倉科さんは、「子どもミュージカル、という名前からは想像もできない本格的な舞台で、毎年各方面からお褒めの言葉をいただいています。週1回の稽古でよくあれだけの素晴らしい舞台が作れるものだと毎回感心しています。子どもたちの『ミュージカルが大好き』という純粋な想いが20年も引き継がれています。これからも続く『西船橋子どもミュージカル』という存在、作品をもっと多くの方に知ってもらえるよう、会場が2階まで満席になるよう、常にエールを送りたいと思います」と子どもたちを温かく見守る。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 会場時の様子

  • 同所では20周年を記念して20回分のチラシが壁に貼られていた

  • 出演者へメッセージを送るコーナーも

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MyFuna編集部

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