2019年03月04日 配信

3/4(月)夏見の住宅街にインソール専門店「Smile foot」
誰もが快適に笑顔で歩けることを目指して

 船橋市内でも古くから人が集まり賑やかな街並みが形成されてきた夏見地区の住宅街一角に自宅を改装したインソール(靴の中敷き)専門店「Smile foot」(船橋市夏見4-6-13、TEL047-422-7966)が開業している。

 千葉県内の市町村体育協会でも先進事例として知られている公益財団法人市原市体育協会を退職したスポーツトレーナー熊谷克典さん(60)が開業。専門知識を活かしたインソール作りをすることで「誰もが快適に笑顔で歩ける」ことを目標に「Smile foot」と名付けた。

 最近様々な場所で話題になっているインソール。生活の中で長時間の立ち仕事や歩行で起きる疲労を軽減するものとして一般にも認知されるようになってきている。

 靴専門店や整形外科クリニックなどでも取り扱いが増えていることから高齢者やスポーツ関係者を中心に生活の中に広く浸透してきており、近年では足の形状を計測する機器も登場、自分の足に合わせた靴選びやインソールのオーダーメイドなども知られるようになっている。

 「一般に、足サイズの計測をするときは『荷重位』を計測しますが、私たちは『非荷重位』と『荷重位』の両方を計測し、歩行姿勢の観察も行い、問題となる動きを見極めたうえで一人一人に合ったインソールを提案しています」と熊谷さん。

 熊谷さんによると、人の体重が足に乗っている状態を「荷重位」、浮いている状態を「非荷重位」と言い、人の歩行はこの繰り返しで行われているという。しかし、一般の計測は立って行う事が多く「荷重位」の計測が多く、実際の足サイズに合っていないものを履いている可能性が高いのだという。

 足に合っていない靴を履く事で崩れてしまう身体バランスを補おうとする行為「代償」が起き、これが長く続く事が「外反母趾」や「腰痛」「膝痛」などの原因になることが多いという。症状が悪化すると外科手術などで解決しなければならなくなってしまうのだという。

 体育協会勤務時代にも順天堂大学体育学部卒、スポーツトレーナー資格者という知識と、「足に合った靴を子どもの頃から履く事で医療費の削減につながる」と研究しているNPO法人オーソティックスソサエティに入会して得た専門知識で施設利用者にインソールを提供してきた。定年より2年早く退職して専門知識を学び直し開業に至った。

 退職を機に自宅を改装。工房と計測の為の場所を確保した。「来店者の7割以上が40才以上の女性で外反母趾やO脚が増えています。筋力の衰えと共にバランスをとる力が弱くなる、女性は男性に比べて筋肉量が少ないので症状が顕著。身近な足のトラブル予防法として知識を広めていきたい」と話す。「もともと靴は0.5センチ刻みで作っているのでピッタリのものがないのが当然です。靴選びの知識からでも相談に乗ります」とも。

 料金は、新規のインソール作製1万1,500円(5,700円)、追加インソール作製5,300円(2,600円)、インソール調整3,200円(1,600円)足のお悩み相談1,500円(700円)。( )内中学生以下の料金設定。

 営業時間は、9時~13時、14時~18時。月曜・木曜・祝日定休。※事前予約制。予約は電話またはホームページ(https://kkuma4613.wixsite.com/mysite)から。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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