2019年03月03日 配信

3/3(日)東船橋のおおすか整形外科クリニックで市民公開講座「がんロコモとは」
がんリハビリからロコモ度診断へ

 東船橋駅近くのおおすか整形外科クリニック(船橋市東船橋1-22-8.TEL047-411-0777)で3月2日、クリニックの患者や一般市民向けの公開講座「がんロコモとは」が行われた。

 同講座は、2か月に1度の間隔で定期的に開催している転ばぬ先の体操教室の一環で、今回で28回目。毎回テーマと対象者を変えて実施しており、今回のテーマは、病気とロコモの意外な関係として「がんロコモとは」をタイトルに行われた。

 冒頭で、年間38万人ががんで亡くなっている事実、臨床的に問題になる骨移転が年間15~20万人報告されているという事実にふれた。また、1日寝たきりでいる事で2パーセントの筋力が失われ、2週間寝たきりでいると30パーセントの筋力が失われると話しさらに、がん患者は50代になると急増、年齢を重ねるごとに加速度的に患者が増えるとデータを示した。

 現代は「超高齢社会」であり、「マスコミなどの報道で高齢化社会と言われているのは間違い、日本は1970年代に既に高齢化社会(人口に対して65才以上が7パーセント以上)を迎えており、1995年には高齢社会(同14パーセント以上)、2007年には超高齢社会(同21パーセント以上)に突入している」と話し、がんが身近な病気であることを強調した。

 超高齢社会ではがんは2人に1人がかかる病気で、すでに当たり前の病気になりつつあること、現代医療では早期に発見し治療にかかる事で「助かる病気」になっているという。しかし一方、がん自体あるいはがんの治療によって骨・関節・筋肉・神経などの運動器障がいが起きて移動能力が低下した状態も増えており、これを「がんロコモ」と呼んでいる。早期治療によって「助かる病気」になったことから、今は「動ける治療」を目指していると話した。

 がんリハビリテーションの充実や、診療科の垣根を越えて医師・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカーなどの患者に関わる様々な人々が一堂に介して治療に関わる「キャンサーボード」という取り組みなどから、これまでがん治療に対しては出番が少なかった整形外科医が積極的に介入していくことが求められているという。

 この日は、30分ほどの座学の後、ロコモ度の診断ということで「立ち上がりテスト」と「2ステップテスト」の2つを測定した。ロコモ度の診断によってロコモーティブシンドロームの早期発見を促し、ロコモを未然に防ぐとともに、早期治療に取り掛かれる仕組みつくりが大切だとして今より10分多く体を動かす「+10(プラステン)」の習慣を身に付ける事の重要性についてはなした。

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