2019年03月01日 配信

スタッフの古賀陽子さん

3/1(金)津田沼の住宅街にシェアスペース「notocoro(ノトコロ)」

ママの“やる気”を応援する地域交流の場

 新京成線新津田沼の住宅街にあるシェアスペース「notocoro」(習志野市津田沼3-20-17)が昨年12月16日のオープンから約2カ月を迎えた。

 同店は、古賀陽子さん、肥田智子さん、安田加奈さんの3人で運営するシェアスペース。もともと習志野市でママの市民団体「Donna Popolo」(ドンナポポロ)代表を務めていた古賀さん。活動で知り合った肥田さんの実家が所有する土地内の店舗を有効活用し、ママたちの活動を支援する取り組みを一緒にできないかという思いで、同所のオープンに踏み切ったという。

 店舗の改装には、イベントで知り合ったという千葉工業大学の稲坂先生と、稲坂研究室の学生が協力。学生が手掛けた建築設計や家具設計を本職の建築士がチェックし、古賀さんを含め、学生と協力しながら自分たちで店舗の改装を行った。

 店名は「それぞれが思い描くやりたいことを叶える〇〇のところという意味で『notocoro』です」と古賀さん。

 約20坪の店内はカウンター5席と4人掛けテーブル1卓、6人掛けテーブル1卓を用意し、子どもが遊べるキッズスペースも完備。ワークショップやセミナーで利用できるフロアレンタル「フレキシブルのところ」(平日・1時間=大テーブル席800円、全体貸し=1500円)のほかに、冷蔵庫、電子レンジを備えた、菓子製造許可キッチン「作業・キッチンのところ」(平日1時間=500円)のレンタルができる。また、個人のスポット利用も可能。(2時間=500円(大人+未就園児))

 普段は都内の企画ブランディングを手掛ける企業に勤めてもいる古賀さんは、自身のノウハウを生かし、店内でセミナーも開催している。

 2月21日開催された「わたしの好きをいかして小さくはたらくをはじめよう!講座~わたしのお店・お教室編~」は、これから起業を夢見るママたちが企画の立て方や集客の方法など具体的に起業に向けて形作る手伝いをするセミナー。

 当日は、絵画教室を地域の子どもたちに向けて開きたいという女性や、腹部のデトックスマッサージの講座をやりたいという女性、プログラミングを工作に置き換えて子どもたちに教えたいとう女性の3人が参加。現段階で思い描いている内容を書き出し、「こんなのもどう?」とお互いに意見を出し合うことでより具体的な起業案にしていった。

 参加した津野さんは「ほかの人が考えるやり方や意見が聞けて面白かった」と話し、松田さんは「言葉にして言うことでもやもやの整理もできたし、やってみようという気持ちがより強くなった」と話す。「自分の思いをアウトプットすることで課題も見え、今後のヒントにもなった」と原田さん。

 古賀さんは「自分が子連れで働ける場所が欲しかったし、特技を持っている人たちを応援して、やりたいという気持ちが育つ場にしていきたい」と話す。

 営業時間は10時~16時(水曜~金曜)。月曜・火曜・土曜・日曜はキッチン単独か、スペース全体貸しのみ。定休日なし。今後は定期的に店内でハンドメイドマルシェやセミナーを開催していく予定。次回notocoroマルシェは3月6日10時~13時に開催。問合せはnotocoro.t@gmail.comまで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • キッズスペース

  • 菓子製造許可のついたキッチン

  • 講座の様子

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MyFuna編集部

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