2019年02月12日 配信

2/12(火)船橋市場で地域活性化を目的にしたシャッターアートプロジェクト
幅広い世代が参加したワークショップで制作

 船橋市地方卸売市場内の案内所兼コミュニティスペースの市場カフェ(船橋市市場1-8-1、TEL047-409-1877)で地方活性化を目的としたシャッターアートプロジェクトが2月10日、ワークショップ形式で行われた。

 シャッターアートプロジェクトを企画したのは市場カフェマスターの山崎健太朗さん(42)と、フリーのデザイナー古原徹也さん(34)。「地方の商店会、各地の地方市場にはたくさんのシャッターがあるが、様々な事情からすぐにシャッターを開けて店を開店できない場合が多い。シャッターが降りている状況でも街の活性化につながる方法はないかと考えてたどり着いた」と、山崎さん。

 友人の紹介でフリーのデザイナーとして独立したばかりの古原さんを紹介された。シャッターアートでの地域活性化策を相談したところ「自分の経験と技術が地域の為に役立つのであれば、もの凄くやり甲斐がある仕事」と、二人は意気投合、すぐに計画を実行に移した。古原さんは、独立前に都内のBARやカフェで店内の壁画アートを手掛けた実績を多数持っている。

 ただのアート企画で終わらせないためにSNSでイベントをPR、興味を持った人が気軽に参加できるよう告知した。SNSのイベントページには15組の親子やデザイナーなどのクリエイターが参加の意思を示したが、前日からの大雪警報発令を受けてイベントとしてのワークショップはやむなく中止した。

 しかし、当日昼過ぎに作業開始の頃になると雪がおさまってきた為、作業の様子を逐一SNSで中継することにしたところ活動に興味を持った人が集まり、結果としてシャッターにそれぞれが気の向くままに絵を描くワークショプの形になった。

 アートに興味を持っている市内在住の中学生や大学生も参加。10代から50代まで幅広い年齢層がシャッターアートプロジェクトに駆け付けた。それぞれの参加者らが描いた、作風の異なる作品を古原さんが最終調整。歌舞伎役者のようなくま取り化粧の男性とロボット、魚を手に持ったかわいらしいクマなど個性あふれるキャラクターを「調和」というテーマでまとめ上げた。

 週末の休市日を利用して取り組んだアートプロジェクト、開市になった火曜日、開店前の市場カフェシャッターに市場で働く人や多くの来場者が足を止める様子が見られた。「今後は、船橋市場内や船橋市内の商店会でシャッターアートを複数手掛けていきたい。実績を積んでいき一つのパッケージに育てて共感を持ってくれるアーティストたちと協力してアートの力で地方の活性化に寄与していきたい」と古原さん。

 シャッターアートに関する問い合わせは、MyFuna編集部の公式メールから受け付けている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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