2019年02月09日 配信

2/9(土)本町に4月から新設のオレンジカフェ
障がい者と共に働く場「コミュニティカフェひなたぼっこ」が始動

 船橋駅南口の人口密集地区、本町4丁目に4月から新設の認知症カフェ「ひなたぼっこオレンジカフェ」(船橋市本町4-31-23)が、障がい者と健常者、高齢者がともに働く場「コミュニティカフェひなたぼこ」で稼働を始めるので、本稼働前のプレ開催を2月8日に行った。

 「コミュニティカフェひなたぼっこ」は、16年前に「障がいのある人も、ない人もないともに働き、ともに生活する」という趣旨で開業した地域活動拠点併設のカフェ。NPO法人のMDエコネットが運営、ホテルの厨房やミシュランの星を獲得しているレストランで修行をしてきた本郷シェフが指導、料理や仕込み、菓子つくりなどを障がいのある人が覚え、提供している。

 同法人ではカフェのほかに農業なども手掛けているが、収穫した手作りのブルーベリーなどをカフェのメニューとして活用するなど地産地消の取り組みにも積極的だ。

 同所で行われるオレンジカフェ(認知症カフェとも)は、ボランティアとして長い間ひなたぼっこに関わってきた藤井美代子さん(67)、山本千枝子さん(64)、嶋村裕子さん(63)の3人が中心になって立ち上げた。「こちらの趣旨が好きで関わるようになった。最初は、オレンジカフェのスタッフとして。私たちが認知症になっても利用者としてずっと関われるようにしたい」と、オレンジカフェを立ち上げた経緯を話す。

 金杉地区の御滝不動尊で「寺カフェ」というオレンジカフェ立ち上げに携わってきた山本さんは、「自宅に近い場所でもオレンジカフェに関わりたかった」とも。

 同オレンジカフェでは、自己紹介から昔遊びや参加者らによるお話、絵本の朗読などを取り入れ、コミュニケーションを取ることを中心にメニュー作りを検討している。参加費は、200円。ワンドリンク(コーヒーなど)がセットになっている。プラス100円でオリジナルのクッキーやケーキなども提供する。

 オレンジカフェの開催は、毎月第一金曜日13時半~16時。8月だけは利用者の体調を考えてオレンジカフェの開催を見合わせるという。開催の告知は、手配りのチラシ、同団体の公式HP、船橋市の配布する認知症パンフレット、まいふなのオレンジカフェページ。このほか、近隣の小学校や新聞販売店に協力を要請して、近隣エリアのオレンジカフェと共同配布のチラシを検討しているという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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