2019年02月08日 配信

けんせつ姫編集長の柴田さん(右)と編集メンバーの佐竹さん(左)

2/8(金)建設業で輝く女性を紹介するフリーペーパー「けんせつ姫」

2号目発行を松戸市長に報告

 建設業界から注目を浴びているフリーペーパー「けんせつ姫」編集長の柴田久恵さんが2月7日、第2号目を発行したことを報告するため船橋市役所を訪れた。

 同誌は、建設総合会社「土佐工業」(船橋市三咲4-11-6、TEL 047-449-7305)代表でもある柴田さんが手がけたフリーペーパー。建築・土木業に携わる女性達の輝く姿を、同じ業界で働く女性たちはもとより、同業界に夢を持っている学生に向けて制作されたもの。創刊号は昨年12月に「日本タウン誌・フリーペーパー大賞2018」の企業部門・最優秀賞も受賞している。

 2号目では取材エリアを関東全域に広げ、巻頭では蔵前工業高校(東京都台東区)や千葉工業大学(習志野市津田沼)の学生が、建設業界に入ろうと思ったきっかけや将来への抱負を語る。そのほかのページでは、現場監督の経験を活かして教員になった女性や、他業種の受付嬢から建設板金業へ進んだ女性、結婚後も子育てをしながら建設業の現場で活躍する女性など、高校生から50代ベテラン職人まで幅広くして取り上げ、2校・9社を掲載。

 「女性は就職後、結婚、子育てなどさまざまなステージがあります。今回はあえて幅広い世代のけんせつ姫を取り上げることで、読んでくれる学生さんが年代ごとに将来の自分をイメージできるようにしたかった」と柴田さん。

 今回は編集部のメンバーも一新し、土佐工業はもちろんのこと、建設業界で働く有志をつのり制作。「なれない編集と取材を本業と同時進行で行ったので苦労もありましたが、建設業に携わる者同士の同じ目線でリアルな会話もでき、すごく内容の濃いものができました」と、土佐工業専務の佐竹さん。

 普段注目されにくい、現場で活躍する女性をとりあげるというほかに見ないコンセプトの同誌は、創刊号発行後さまざまな企業・組合・学校だけでなく千葉県庁からも「うちでも冊子を置かせてほしい。ぜひ協力したいし、一緒に何かできなか」とオファーがあったという。

 松戸徹市長は「千葉県庁からそんな協力体制の話がくるのはめったにないこと。それだけ、みんなが模索しながら探していた可能性の一つであり、建設業界の可能性を身近なかたちでしめしてくれたと思う」と話す。

 2号目は、そんな千葉県の建設業界の全面的なバックアップのもと制作され、発行部数も前回の2000冊から大幅に増やし1万部を発行。関東圏の高校、大学、県庁や市役所などで配布している。(配布先の詳細情報はこちら)冊子はA4版32ページ、フルカラー。

 柴田さんは「これからも『けんせつ姫』は建設業界みんなで作り、これからの時代を担う若者を応援する媒体でありたい。次は取材エリアを全国に広げたいです」と、次号への抱負を話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • けんせつ姫vol.2の表紙

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MyFuna編集部

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