2019年02月03日 配信

2/3(日)船橋漁港で国内初開催!?の「第1回日本クラムチャウダー選手権」
「パンフェス」も同時に2月16日開催

 船橋市が全国でもトップクラスの漁獲高を誇る海の特産品「ホンビノス貝」を使ったクラムチャウダーの日本一を決めるイベント「第1回日本クラムチャウダー選手権」が2月16日、船橋漁港(船橋市湊町3-16)のボートパーク付近で行われることが分かった。

 同イベントは、有志で結成された日本クラムチャウダー選手権実行委員会が主催。このイベントに先駆けて、日本クラムチャウダー協会も任意団体として設立、規約も整え「クラムチャウダーを介してホンビノス貝を知ってもらい、船橋の漁業や漁師に関心を持ってもらえたら」という思いで活動を開始した。

 出店店舗は取材時(2月1日現在)で「いっきゅう」「フナバシ屋」「船橋ビール醸造所」「ラシサライニング」「ざく」「チャンカーオ」「貝殻亭」「石井食品」「フィロコフィア」「ラーメンBAR963」「パスタカフェエピキュリアン」「ガジェーロ」「居酒屋ちょいちょい」の13店舗。同時にスープとの相性が良いことから「パンフェスティバル」も開催するという。

 参加店舗は1点200食を目安に仕込み、1杯120cc、300円~500円を目安に価格を設定、船橋で水揚げされたホンビノス貝を使う(ホンビノス仲買業者、かねはち水産が協賛)という3つのルールで勝負に挑む。参加者は、自分が食べて気に入ったクラムチャウダーに「スプーン」で投票する仕組みだ。

 実行委員長兼協会会長の内海金太郎さん(39)は、「クラムチャウダーが日本に入ってきたとき、クラム=二枚貝という事でアサリ、ハマグリが主に使われたのですが、クラムチャウダーの本家・米国では・ホンビノス貝を使ったものが主流。おそらく国内一の水揚げ量を誇るホンビノス貝の街船橋なので、海発信のイベントにはピッタリ」とイベントを企画した経緯を話す。

 船橋漁港でのホンビノス貝は2005年頃から採りはじめたという。船橋市漁業協同組合の統計によると平成25年頃には564トン、同29年には1,676トンと採れ高は大幅に伸びている。ホンビノス貝はもともと北米原産で、貨物船の排出するバラスト水に混じって運ばれてきたのではないかとされているが、年間を通じて安定して採れ、他の在来種と共存できる上、生命力も強いため漁師たちの間では人気が高いという。

 内海さんによると、現在は毎日20~30隻の漁船がホンビノス貝漁に向かい、仲買業者4社が取り扱って流通をさせているという。

 同選手権開催にあたって、全国のクラムチャウダー関係者に働きかけ出店を要請。出店店舗の中から日本一のクラムチャウダーを決定しようという取り組みだ。今後、製品化やその他の連動した動きも視野に入れ活動していく予定だという。

 イベントは、9時~12時で行われる。入場無料、雨天決行。会場には駐車場がないため、公共交通機関を使っての来場が必須。イベントの情報は「日本クラムチャウダー協会」のフェイスブックページから随時配信しているという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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