12/25(火)手話サークルさざんかによる「ハートフルコンサート」
有名歌手や市内のサークル団体も参加
船橋市勤労市民センター(船橋市本町4-19-6)で12月22日、手話サークル「さざんか」主催「つたえる・つながるハートフルコンサート」が開催され、歌手の藤田恵美さんやYouTuberの寺田ユースケさんなども参加し、盛り上がりを見せた。
同イベントは平成30年度船橋市市民公益活動公募型支援事業のひとつとして開催され、主催は船橋で活動する手話サークル「さざんか」、後援は船橋市、船橋市教育委員会、船橋市社会福祉協議会。
今年でサークル設立40を迎えた「さざんか」。「40周年の記念イベントというわけではないですが、より多くの人に手話を知ってもらい、興味を持ってもらうにはどうすればいいかと考えている中で、いろいろな縁がつながってたくさんの方に参加していただき開催することになりました」と開催の経緯を話す会長の小高洋子さん。事前申し込みの段階で358席がほぼ満席となった。
2部構成の同イベントでは、1部は「子供和太鼓 高野太鼓」による和太鼓演奏で開会し、二和公民館で活動しているフラダンスサークル「ナニ・レフア」のフラダンス、「歌声サロン ラッピー合唱隊」とボランティアグループ「はじめの一歩」の合同合唱、さざんかの有志で結成した「さざんかビーナス」のダンスが次々と繰り広げられた。
2部では「OMOIYARI音楽会」と題した歌手・藤田恵美さんによるコンサート、フィナーレには市立船橋高校の卒業生であり歌手としても活動する藤崎明香さんと参加者全員で「希望の歌」を合唱して幕を閉じた。
司会は寺田ユースケさん。寺田さんは、気軽に助けてと言えて後押しができる世の中をつくりたいとの思いで「HELPUSH(ヘルプッシュ)」という活動を行っている。「車いすヒッチハイクの旅」をYouTube「寺田家TV」で配信し、全国を旅する傍ら、自叙伝を出版したりイベント司会を行ったりと幅広く活躍している。1年前、千葉市のバリアフリーイベントで小高さんと会ったことがきっかけで、今回司会を務めることになったという。
「LeCouple」の「ひだまりの詩」が大ヒットし、現在ソロ活動をしている藤田さん。藤田さんは、17年前に船橋アリーナで開催された「エイズ予防イベント2001」で一緒に出演したラッピー合唱隊のメンバー1人と最近再会したことが縁で、今回出演することに。藤田さんは「OMOIYARI音楽会」と題したコンサートを2010年から全国各地の小学校などで開催し、歌を通して「いじめをなくそうというのではなく、思いやりを増やそう」と活動している。
松戸市長も駆けつけ、「障がいがあるないではなく、温かい心を持って、みなさんと一緒に住みやすくよい街づくりをしていきたい。今回のコンサートはとてもいいきっかけだと思う」と話した。
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