2018年12月09日 配信

12/9(日)三咲の土佐工業発行のフリーペーパーが企業部門・最優秀賞受賞

建設・土木業の女性にフォーカスした「けんせつ姫」

 建設総合会社「土佐工業」(船橋市三咲4-11-6、TEL 047-449-7305)が創刊したフリーペーパー「けんせつ姫」が12月4日、「日本タウン誌・フリーペーパー大賞2018」の企業部門・最優秀賞を受賞した。

 「日本タウン誌・フリーペーパー大賞2018」は一般社団法人日本地域情報振興協会「Nicoca」が2011年から運営する事業で、今回が8回目。今年は全国から342誌のフリーペーパーのエントリーがあり、授賞式は国立科学博物館日本館講堂(東京都台東区)で行われた。

 今回同媒体が受賞したのは、観光部門・グルメ部門・地方創生部門など14部門あるうちの企業誌部門。優秀賞として「けんせつ姫」のほかに「北海道で働きたい外国人のための参考書」(北海道)、「KURASU.GLASS」(東京都)、「Shake hands」(東京都)が受賞。そして、授賞式内で「けんせつ姫」は最優秀賞として発表された。

 「けんせつ姫」は、建築・土木業に携わる女性達の輝く姿を、同じ業界で働く女性たちはもとより、今後、同業界に夢を持っている学生に向けて制作されたもの。2018年2月に発行した創刊号では関東圏内の建設・土木業の10社13人の女性職人を取材し写真集形式で紹介。

 職種は現場監督、防水化工職人、型枠職人、左官職人などさまざまで、それぞれの女性職人の業界に入ったきっかけや仕事のやりがい、一日のタイムスケジュールを記載した。

 審査員からは「本のタイトルや写真もいいし、おもしろい」との声も上がったという。同社では女性向け作業着ブランドも同名の「けんせつ姫」として事業展開しており、同じ名前のメディアを創刊するというブランディング力も高く評価された。

 審査員であり、跡見学園女子大学文学部・現代文化表現学科の富川淳子さんは、「手間と時間のかかる紙媒体ですが、今のインターネットの時代から見ると、無駄なようで実はそうではなく、プロ意識に溢れるものを発信できるものだと思っている。読者、ターゲット、コンセプトを考えることが紙媒体ならでは。年々質が高い情報が集まってきていてうれしい」と、全体総評を述べた。

 土佐工業代表の柴田さんは「本業と並行しながら行う編集作業は大変。何度もくじけそうになりましたが、このような賞をいただけて大変うれしいです。今後も建設業界で活躍する女子の励みになれるように頑張っていきたい。現在2号目を制作中です」と話した。

 2号目は来年2月に8000部を発行予定。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

MyFuna編集部

MyFuna編集部

スポンサードリンク

記事の場所