12/6(木)大神宮下駅近くに「うみねこ食堂」
魚一筋の店主が魚料理をメインに提供
京成線船橋大神宮下駅からすぐのところに、魚をメインに提供する「うみねこ食堂」(船橋市宮本2-13-6)が3月3日のオープンから半年で旬の魚が手軽に味わえる店ということで話題になっている。
同店を営むのは、浜町で漁師を営む家で生まれ育った八代富士男さん(49)。八代さんは、学生の頃から「日本一の市場である築地市場を見てみたい」と思い、築地市場で仲卸の仕事に就いた。
市場での仕事をするうちに、包丁を使う仕事に携わりたいと思うようになり、魚屋に転職。約15年間、魚屋で経験を積み重ねながら、「いつか地元で飲食店を開きたい」という思いを募らせながら着々と自分の店の構想を練っていたという。昨年、実家近くの物件に巡り合うことができ、開店に至った。
約11坪の店内にはカウンター8席、テーブル席6席を用意。内装のほとんどは、八代さんによる手づくり。「自分が納得できる店にしたかったので業者に頼まず自分でつくりました。いろいろこだわっていくうちに8カ月もかかりました」と笑顔で話す。店頭には八代さんが彫刻でつくりあげた木彫りの「スズキ」が飾られ、店内にも木彫りの魚が飾られている。稲毛海岸で拾い集めたという流木が、バランスよく配置され、椅子も椅子カバーもすべて手作り。
メニューは魚を主に扱い、旬の魚を焼き魚、煮魚、フライ(各700円)で提供する。刺身3点盛り(1000円)なども。焼き魚は漬けダレに漬けたあと一夜干しにして提供するなど、魚がより美味しく食べられるようにひと手間かけている。今はサバがおすすめで、塩麴につけて提供している。食堂としても利用してほしいとの思いから、ご飯、スープ、小鉢がついた定食(900円~)も用意。
ドリンクはシェリー酒などの食前酒からビール、焼酎、ワイン、日本酒、スコッチウィスキーなど幅広く用意する。八代さんセレクトのワイン酵母を使った芋焼酎やシングルモルトなどこだわりの酒も。飲んだ後には、お茶漬け(鯛またはたらこ400円)やお魚丼ミニ(500円)が常連客から好評だという。
店名は、大好きな映画の「かもめ食堂」にちなんで、船橋らしさを出すために「うみねこ食堂」と名付けた。
「女性でも一人でもふらっと入りやすい雰囲気になるよう心がけています。あの店に行けば気軽に旬のおいしい魚が食べられて、ちょっとこだわったお酒も飲めると思われるような店にしたい」と今後の目標を話した。
営業時間18時~22時半、火曜・祝日定休
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