2018年12月02日 配信

12/2(日)下総中山に串焼き&ジビエの店
子連れでも気軽に入れる店を目指して

 「串焼き小野田」(船橋市本中山3-11-2、TEL047-307-9832)が9月3日、下総中山駅から徒歩3分の場所にオープンし3カ月を迎える。

 同店店主は、船橋在住16年になる小野田貴光さん(42)。もともとはリクルートのグループ会社に勤務していたが、学生時代に経験した飲食店でのアルバイトの楽しさから「40歳になったら自分のお店をオープンしたい」とずっと考えていたという。

 その考えの通り40歳で会社を退職して出店の準備に入り、自身がキャンプや登山といったアウトドアを趣味とすることを生かし、ジビエ料理を提供するお店というコンセプトを固めた。小野田さんは狩猟免許を持ち、定期的に南房総の山などに仲間たちと狩りに行くという。

 木のぬくもりを感じさせる約11坪の店内は全27席で、うち12席が掘りごたつの座敷席。外壁には小野田さんが所属する猟友会会長からオープン記念にプレゼントされたというイノシシのはく製が、店内に小野田さん自身が仕留めたという鹿の角が飾られている。

 同店のイチオシ料理はやはりジビエ料理。「鹿バラ串」(210円)が最も人気だという。狩猟仲間を通じた仕入れルートを確保していることから、他のジビエ料理店よりもリーズナブルな価格で提供もできる。ジビエ以外の串焼きや一品料理もそろい、「大山地鶏かしわ串」(150円)や「長いもの燻製」(400円)なども。

 日本酒などアルコールも種類豊富に取りそろえ、店内を完全禁煙としている点が女性からの支持を集め、来店客の約半数が女性客だという。

 店内完全禁煙は、自身が一児の父でもある小野田さんの強いこだわりの1つ。自身の育児経験や、子連れでお酒を楽しむ場に行くことが難しくストレスを感じていた妻の姿を見て、「子連れでも気軽に入れるお店にしたかった」という。

 じっとしていることが難しい子どもたちを想定した掘りごたつの座敷席や、飽きてしまった子どもたちにスマホで動画などを見せる場面にも配慮し無料Wi-fiを完備するなど、子連れ客に嬉しい配慮が随所に見られる。ママ友グループの来店も多く、同店の串焼きは子どもたちにも人気だという。

 「ジビエ料理というと、遠路はるばる山奥まで出かけなければ食べられないというイメージを持っている人も多いので、うちの店でもっと身近にリーズナブルに楽しんでほしい」と小野田さん。

 営業時間17時~23時、日曜定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店長が仕留めた鹿の角

  • 掘りごたつ関も用意

この記事を書いた人

MyFuna編集部

MyFuna編集部

スポンサードリンク

記事の場所