2018年11月22日 配信

店舗前に立つ金井さん

11/22(木)高根公団駅すぐ側に和風な猫カフェ
世代問わず誰もが猫と触れ合える空間

 新京成線高根公団駅から徒歩2分ほどの場所に「猫かふぇ 和風猫本舗」(船橋市高根台7-13-1-103、TEL047-461-7688)が、9月2日のオープンから間もなく3カ月を迎える。

 同店のオーナーは、介護施設の施設長からペットシッターに転身したという異色の経歴を持つ金井美穂さん。金井さんは小さな頃からさまざまなペットに囲まれて過ごしていたこともあり、介護施設での勤務時代、施設の利用者が高齢のためペットの世話ができなくなるケースに出会うたびに、心を痛めていたという。その後、東日本大震災の際、行き場を失った動物たちの命をつなぐボランティアに参加し、改めて動物たちの命の尊さを感じたことを機に、ペットシッターとして独立。そして今回、ペットシッターとしての活動と並行して同店を開業した。

 同店を開業した目的は「ペットを飼うことが難しい高齢者が、動物とのんびり触れ合うことのできる場所をつくりたい」と金井さん。この場所への出店も、高根公団には高齢者が多いことが決め手になったという。

 約7坪の店内には、最大8人まで入店可能。入店すれば店内にいる猫たちと自由に触れ合うことができる。店内には10匹の猫たちがいるが、いずれも金井さんが保護してきた猫や、自身で世話をするのが難しくなった知人から託された猫たちだという。店内には猫たちのプロフィールも掲示され、それぞれの特徴を知ることができる。

 「うちの猫たちは、非常に活発で人懐っこいのが特徴。猫カフェ巡りを趣味とするような来訪客からも、その点は驚かれる。私に似たのかも」と金井さんは笑う。

 また、同店は店名にもあるように和のテイストを感じさせる店構えとなっている。店先には暖簾がかかり、スタッフのユニフォームは作務衣だ。これは、金井さんが着付けの講師も務めてきた経験からのこだわりだという。

 同店の利用は1時間1,000円から(1ドリンク付)の時間制。ケーキやドリンクのほか、アルコールを楽しみながら猫たちとくつろぐことができる。「抹茶と豆乳のチーズケーキ」(380円)や「チョコフォンダンショコラケーキ」(380円)が人気だという。

 金井さんは「子どもたちにも遊びに来てもらい、ペットを飼うことの難しさや責任感も伝えていきたい」という使命感も抱き、「千葉県は特にペットの殺処分が多い地域でもある。今後はここを拠点として不幸なペットを減らすための情報発信などにも取り組んでいきたい」とも話す。

 営業時間は10時~20時(LO19時)。火曜定休。なお、同店にてペットシッターの相談も可能。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店内の様子

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MyFuna編集部

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