2018年11月07日 配信

沼尻さん。手前の本が「BOSO DAILY TOURISM 房総日常観光 vol.1」

11/7(水)船橋市出身の編集者・沼尻亙司さんが「BOSO DAILY TOURISM 房総日常観光 vol.1」 
千葉県を取材し続けた集大成のひとつとして

 船橋市出身で「暮ラシカルデザイン編集室」(千葉県勝浦市市野川194)の代表・沼尻亙司(こうじ)さん(37)が10月19日、「BOSO DAILY TOURISM 房総日常観光 vol.1」を刊行した。

 沼尻さんは船橋市出身。八木が谷北小学校、八木が谷中学校に通い、薬園台高校を卒業した生粋の船橋っ子。2006年からは木更津市に拠点を移し、約7年にわたり「月刊ぐるっと千葉」(発行:ちばマガジン、木更津市)の制作に携わる。

 その後、「勝浦市地域おこし協力隊」としての活動をしながら副業としてライター業を続け、2014年に「暮ラシカルデザイン編集室」を立ち上げる。同年、自身初のリトルプレス(自費出版本)「房総カフェ1」を発売。

 掲載したカフェなどを中心に沼尻さん自ら、店舗に販売して回ったという。2016年からは完全にフリーランスの編集者となり、これまでに「房総コーヒー」「房総落花生」「房総のパン」なども刊行してきた。ほとんどの作品において、沼尻さんがひとりで取材・執筆、撮影、レイアウトデザイン、マップ作成、校正、営業、販売までを行っている。「ひとり出版“者”です」と沼尻さんは笑う。

 そんな沼尻さんの最新作「BOSO DAILY TOURISM 房総日常観光 vol.1」は木更津・内房・南房総に焦点をあてたガイドブックとなっている。その書を「私のささやかな『冒険』の記録の一部」と沼尻さんは表現する。

 同書では、この地域で日常として見られる風景を撮影した写真を大きく使い、36の店やスポットを紹介。沼尻さんが個人的に「好きだ」という蕎麦店をはじめ、珈琲店、カフェのほか、老舗のほうき店、JAXA勝浦宇宙通信所、捕鯨会社など、取り上げているジャンルは幅広い。沼尻さんは、「いわゆる観光スポットとは違う、房総らしさを知ってもらえたら」とも話す。

 沼尻さんは「私の本をきっかけに、どこかで誰かと誰かがつながれたりしたらうれしい。『ぐるっと千葉』を通して、出会えたたくさんのご縁を胸に、これからも地域を大切にしたリトルプレスを出し続けていきたい」とも話し、「このシリーズで、千葉の別のエリアも出せたらいいですね」と続けた。

 同書はB6版、148ページ。オールカラー。1250円(税別)。船橋市周辺で販売取り扱いがあるのは「丸善津田沼店」(習志野市谷津7)、また、船橋市場内の「市場カフェ」(船橋市市場1)で同書の閲覧は可能となっている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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