2018年11月03日 配信

10連覇を報告する為に船橋市役所を訪れた米澤選手

11/3(土)79才の超人米澤清彦選手がマスターズ陸上競技で前人未到の10連覇
国際陸上・全日本陸上・全日本競歩の3タイトルも総なめに

 船橋市在住の陸上選手米澤清彦さん(79)が9月22日~24日に鳥取市で行われた「第39回全日本マスターズ陸上選手権大会」のM75クラス3000メートル競歩で優勝し、10連覇の偉業達成報告の為に船橋市役所を訪問、松戸徹市長と対談した。

 米澤選手は、高校時代から水泳選手として活躍。59歳の時に下半身の強さを見込まれ陸上に転身。65才で競歩の選手として大会に出場するようになったのだという。69才で全日本マスターズ陸上選手権大会初優勝を遂げ、今回で10大会連続優勝という前人未到の偉業を達成した。

 毎日10キロ程度はトレーニングし、週に1回程度は20キロを歩くという米澤さん。初優勝の年に完成した坪井町近隣公園をホームグラウンドとして練習しているエピソードを披露した。「市に掛け合ってトレーニングに便利なので100メートルごとに杭を打ってほしい旨を伝えたところすぐに対応してくれた」などコーチやトレーナーなど周囲の人や環境のおかげで偉業を達成できたと終始笑顔で報告した。

 今大会では、2位以下に1分以上の大差をつけての優勝。距離にして200メートル以上の圧倒的な勝利だったという。これまでの国内大会では2位~4位の選手に負けたこともあったと明かす米澤選手。

 今大会の勝因について「競歩には3つの戦いがある。審判と自分とライバル。今回自分は審判とは戦わず、ライバルとも戦わなかった。一つ上のクラスのM70(5才若いカテゴリー)の選手を目標にして食らいついたのが勝因」と力強く話した。

 対談を終え、松戸市長が米澤さんの鍛え抜かれた足を触り「自分の身体が情けなくなる」と米澤選手の超人ぶりを称えた。松戸市長は「100才で優勝たら米澤ロードを作りましょう」と、冗談を交えて約束。M80という新しいチャレンジにむけて来年以降もタイトルを守ることを約束して会場をあとにした。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 超人の足を触って感動する松戸市長

  • 脛が異常に発達した米澤さんの足

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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