2018年10月31日 配信

10/31(水)角野栄子さん国際アンデルセン賞受賞記念講演会
「本のページは魔法の扉」

 角野栄子さんの国際アンデルセン受賞記念講演会が10月28日、船橋市中央公民館(船橋市本町2-2-5)で開催された。

 主催は船橋市図書館。角野さんは、船橋市文学賞児童文学部門の選者を勤め、ふなばしアンデルセン公園の子ども美術館監修にも尽力、船橋市に多大な貢献をしたことから、この度の国際アンデルセン賞受賞記念講演会を開催することになった。

 国際アンデルセン賞は1956年に開設され、「児童文学への永続的な寄与」に対し表彰する国際的な賞であり、その影響力から「小さなノーベル賞」とも称される。角野栄子さんは、日本人で3人目の受賞者となる。

 講演で角野さんは、日本語のオノマトペの豊かさ、自身の生立ちや夫婦での海外生活と世界旅行のエピドード、学生時代の恩師の助言から始まった「読む人から書く人へ」の作家活動、物語に登場するキャラクターの面白さと作品について語った。

 会場の舞台左下には、「来場者のどなたでも楽しめるように」と、要約筆記をスライドで映し出された。

 市内在住の24歳女性は、「児童文学が好きで、今回の講演会を広報で見つけて応募した。実は、小学生のころ、母親が角野さんの講演会に連れてきてくれたことがあり、当時も本にサインをしていただいた。今は、出版社に勤めていて、児童文学に触れる仕事をしている。今回は、幼いころからの思い入れも強く、角野さんの作品が大好きで個人的に参加した」と話した。

 長年のファンである年配の参加者も多かったが、小学生の親子や、「魔女の宅急便」のキキに扮した姉妹を連れた家族もいた。

 角野栄子さんの処女作である「ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて」(1970年)は、国際アンデルセン賞受賞にともない、復刻を予定している。代表作に、「小さなおばけ」シリーズ、「魔女の宅急便」シリーズなど、ロングセラーが多数。

 講堂の外では、角野さんの船橋市図書館に所蔵している書籍とギリシャでの国際アンデルセン賞受賞の写真の展示、書籍の即売会も。書籍購入1人につき1冊のサイン会整理券が配布された。同講演会は、定員270人に対し申し込みが500人を超える人気で、当選倍率は約2倍だった。

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