2018年10月22日 配信

10/22(月)二和公民館で医療講演会「正しい薬の知識」
福祉・介護・医療の無料相談会も

 二和公民館(船橋市二和東5-26-1)で10月20日、船橋地域福祉・介護・医療推進機構による「正しい薬の知識」と題した講演会が行われ、約40人が参加した。

 主催は船橋市で、事業委託は同機構。同機構は船橋市内で活躍する医師・看護師・介護士など医療福祉周辺業界のメンバーを中心に様々な立場の市民を巻き込んで組織、ニーズに合わせさまざまなテーマで市民向け公開講座を市内各所で定期的に開催している。

 今回は船橋薬剤師会理事で地域保健推進委員長を務める安増知子さんを講師に迎え、「正しい薬の知識」と題した講演会が行われた。

 講演会では最初に「セルフメディケーション」についての説明が行われ、「この言葉を知っている人はいますか」との質問に、ほとんどの人は知らない様子であった。「セルフメディケーション」とは自分自身の健康に責任を持ち、市販の薬を上手に利用するなど、軽度な体の不調は自分で管理することを意味する。

 セルフメディケーションを意識することで、毎日の健康管理が習慣化し、医療や薬の知識も身に付き、医療機関に行かなくてすむので時間と手間が省かれ、国民医療費の増加を防ぐという効果があるとのこと。

 次に市販薬であるOTC医薬品の紹介、薬の正しい使い方、薬の効き方などについてスライドを使用しながら説明があった。症状が出ているときは、その症状にだけあった薬を使うことが有効、例えば鼻水・鼻づまりであれば鼻炎薬、点鼻薬、せき・痰なら咳止め薬を使用するなど。「OTC医薬品同士を利用したり、OTC医薬品と医療用医薬品を同時に利用したりすると、効きすぎや副作用が出やすくなるので医師や薬剤師に相談するように」との注意も。

 最後に2017年1月から2021年12月31日までの期間限定の措置で、1700品目の薬が対象となっている「セルフメディケーション税制」の紹介がされ、熱心にメモをとる参加者も見られた。

 大穴から来たと話す70代の男性は「こういう話を聞く機会がなかなかないので、本当に勉強になってよかった」と笑顔で会場を後にした。

 今後は12月1日「認知症について」(船橋市勤労市民センター)、1月26日「腎臓病について」(板倉病院)、2月23日「歯科について」(東部公民館)、3月9日「訪問診療について」(高根台公民館)。いずれも14時~15時30分の講演会と、15時30分~17時の相談会2部構成になる。入場無料、事前予約不要。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

yukitotsukawa

yukitotsukawa

「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
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