10/8(月)市内の可燃ごみ収集が週3回から2回へ
費用削減・循環型社会実現を目指し
船橋市の家庭系可燃ごみの収集回数が10月1日から、週3回だったものが週2回に変更になったのを受けて市民の間で大いに話題にのぼっている。
これまで市ではごみの減量及び資源化を進めてきたが、ごみ排出量は横ばい状態となっていることから、10月1日から家庭系可燃ごみの収集回数を週3回から2回に変更することになった。市は意見交換会やアンケートを実施し、昨年11月に決定。4月以降は説明会を重ねながら今回の実施に至った。
回数を変更した理由については次の4点が挙げられる。1人1日あたりの可燃ごみの量が県内10万人以上の16市の中で3番目に多いということ、焼却灰の半分を県外の自治体に毎年受け入れてもらっているということ、ほとんどの政令市・中核市が週2回収集を採用しているということ、可燃ごみの処理費用が年間42億円かかっているということ。
数年前に週2回に収集回数を減らした千葉市では8.6%、川崎市では5.6%の可燃ごみの量が減少したという報告がある。船橋市で5%(約5900トン)減量すると想定すると、約3億円の費用削減効果が期待できる。
これまでポスター掲示や広報などで告知をしていたものの、開始後数日は回収日の1日から4日までは毎日約500件の問い合わせがあったという。回数が減ったことで「赤ちゃんがいるのでおむつを捨てる機会が減って困る」「3回の収集が船橋の魅力だったのに」という声もあるが、市資源循環課によると、この施策に対する苦情はほとんどないという。主な問い合わせ内容は、収集日や時間、分別方法について。
資源循環課の御園生剛志さんは「地域で協力して自主的によびかけてくれているので有難い」と話す。「菓子やティッシュなどの箱や包装紙、ラップの芯など雑がみとして有価物の対象になるものもたくさんあります。ごみがどのように処理され、またどういうものが再利用できるか、環境のことを考えるきっかけになってもらえれば」とも。
ごみに関するコールセンター(TEL0570-027840)を10月1日から11月30日まで設置。また、10月1日からごみの分別や収集日などを確認できるスマートフォン用のアプリ「さんあ~る」の配信がスタートしている。英語、中国語にも対応。詳しくは船橋市HPにて。
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください
Sponsored by MyFunaサポーター