2018年10月01日 配信

日本スペースガード協会理事長白井正明氏の挨拶

10/1(月)小惑星命名記念イベント「Starling in Funabashi」

プラネタリウム館で開催

 プラネタリウム館(船橋市東町834)で9月29日、小惑星「Funabashi」の命名記念イベントが催された。

 同イベントは、国際天文学連合が7月11日、小惑星25892に「Funabashi」と発表したことを記念した命名イベント。日本スペースガード協会理事長の白井正明さんから松戸徹市長に命名認定書贈呈のほか、同協会副理事長の浅見敦夫さんによる記念講演、市立船橋高等学校吹奏楽部による特別演奏と合唱、プラネタリウムの特別投影が行われた。

 白井さんは、小惑星25892番がなぜ「Funabashi」と命名されたかについて、「2015年にふなばし総合教育センターで日本スペースガード協会が開催した小惑星探査体験活動『スペースガード探検隊』が、小惑星命名の由来になった」と話した。

 松戸市長は、「このプラネタリウム館へ、創設から31年間で70万人以上が訪れている。市内の支援学級と市立の小学校4年生は学校活動としても見に来ている。星空を投影しながらの解説員による話は細かく特徴的で、大きな魅力がある」と、船橋の天文学への積極的貢献を紹介し、「理科離れがあると言われているが、星を知り、体験を通じて感動を伴いながら、理科を学べる。可能性を子どもたちに感じてほしい」と話した。

 市立船橋高等学校吹奏楽部による特別演奏は、投映されるプラネタリウムの星空と幻想的なハーモニーを奏でる演出で、「夜空ノムコウ」「夜のうた」「手紙~拝啓十五の君へ~」「花は咲く」「見上げたごらん」「木星」など、多くの人が知っていて、なおかつ星空に合う楽曲が演奏された。

 浅見敦夫さんによる特別講演では、日本スペースガード協会のさまざまな活動を紹介。小惑星「Funabashi」発見のいきさつを、「地球に衝突して被害を及ぼす天体がないかを常に監視している際に、偶然見つかった小惑星だった」と話した。「『Funabashi』は、実はとても変わった特徴があり、太陽系の多くの惑星の公転は太陽の自転に水平でなのに対し、25度の傾きで2年8カ月かけて太陽の周りを公転する天邪鬼な小惑星である」と、その魅力も明かした。講演の終わりに、来場者からの質問を受け付けると、次々と小学生から質問が寄せられた。

 同イベント最後のプログラム、特別投映「2018小惑星Funabashiへの旅」では、地球から見た「Funabashi」と、宇宙から見た「Funabashi」が臨場感あるCGで映し出され、解説員による生のアナウンスとジョークに来場者から歓声が上がった。

 イベント終了後は、宇宙飛行士・山崎直子さんが宇宙滞在に持って行ったという朝顔の9代目「宇宙アサガオ」の種が来場者に配られた。

 イベント参加には事前応募が必要だったが、来場者定員の先着応募200人はすぐ満員になったという。今回のイベントに来場した家族は「今年、息子は小学4年生。理科の授業で星を学ぶので、今回のイベントを広報で知り、申し込みました。今までも家族でプラネタリウム館には通っていて、子どもに天体への興味を持ってほしいとの思いもあります」と参加のきっかけを話した。

  • イベント後、日本スペースガード協会副理事長浅見敦夫氏が来場者の質問に応えた

  • 特別投影では、子どもたちが想像で描いた小惑星「Funabashi」も映された

  • 「船えもん」も来場。実は命名候補に上がっていたという

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