2018年09月01日 配信

自身の作品に入るくわナよしゆきさん

9/1(土)アンデルセン公園子ども美術館でドラム缶を使った企画展
ドラム缶に入ったり叩いたり体感できる展示も

 ふなばしアンデルセン公園子ども美術館(船橋市金堀町525、TEL047-457-6661)で、9月1日から新しい企画展「カン、アル。カン、アルッ!!」が始まっている。

 同展では造形作家・くわナよしゆき氏の作品である約25点のカラフルでポップなドラム缶アートを、展示室1・2、およびエントランスホールで展示している。

 くわナ氏の作品は、ドラム缶にエアブラシなどを使って、カラフルなフルーツの絵を大胆に描いたり、ペイントしたドラム缶に穴を開け、人が中に入って外を覗いたりできるようになったものなど、見て楽しむだけでなく、触ったり叩いたりして楽しめるものもある。

 「幼い頃、ここに自分がいるっていうその存在に驚き、同時に、周りの空間やものの存在に不思議な感覚を味わった。同展示ではドラム缶を通してさまざまな『在る!!』を描いています。楽しく体感してみてください」とくわナ氏。

 展示室1は、部屋全体を作品と捉えて作品を展示。中央にはスチールドラム缶4個を重ねた作品「重ねドカン」がその存在感を放っている。展示室2は、子どもも大人も作品に触れて体感できるコーナーとなり、「ジーパン」「アクセサリー」「シャツ」など着替えを体験できる展示や、「トントンスモウ」はドラム缶の土俵で実際にトントン相撲ができる作品が並ぶ。壁には「黒板ハザイ落書きコーナー」があり、備え付けのチョークで来場者が落書きすることもできる。

 「こうしたらおもしろいんちゃうかなとか、いろいろ想像して欲しい。ドラム缶の中に入ったり、外から見たり、自分なりの景色の見方を発見して欲しい」とくわナ氏。「来場してくれた子が大人になったとき、『なんであの時、缶の中に入ったんかな』と記憶に残ってくれたらいい」とも話す。

 展示期間中は、同館でくわナ氏が来館してのワークショップを2日間実施する。9月30日には「ドカントントン相撲☆」。トントン相撲の力士を作って、ドラム缶の土俵で対戦する。

 11月4日は「ドラムカンをオシャレしよう☆」。マグネットでドラム缶に着せられるネクタイを作製する。ワークショップは両日とも10時30分~12時30分または13時30分~15時30分。定員は各回15人で、対象は幼児~中学生。小学3年生以下は保護者同伴で受講可能。費用は両日ともに300円。9月1日から同館で予約を受け付けている。

 同企画展は11月25日まで開催。開催時間は9時30分~16時(10月31日までの土・日・祝日は17時まで)。月曜休館だが祝日は開館。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 展示室1

  • 廊下にも作品を展示している

  • 黒板に落書きをするくわナ氏

  • トントンスモウ

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MyFuna編集部

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