2018年08月30日 配信

8/30(木)市立船橋高校サッカー部のスポンサーに「マイナビ」
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018ユニフォームに

 高校サッカー界を代表する名門チーム市立船橋高校サッカー部に「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018」第10節試合となる8月26日、富山第一との対戦試合から、マイナビ社とのユニフォームスポンサー契約が始まった。

 市立船橋高校サッカー部は、創部61年目にして全国高校総体9回、全国高校サッカー選手権大会5回の優勝経験を持つ全国屈指の強豪チーム。現在、公立高校のチームで唯一高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグに参加している。

 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグとは、小校内の第2種年代(高校生世代)における全国上位の20チームがプレミアリーグイーストとプレミアリーグウエストに分かれて4月から12月に1年近くかけてホーム&アウェイ方式のリーグ戦を戦うもの。プレミアリーグイーストとプレミアリーグウエストの優勝チームは、高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグで雌雄を決し、逆に最下位のチームは高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグに降格、代わりに高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ参入戦を勝ち抜いたチームが昇格する。

 今回スポンサーについたマイナビ社は、就職情報やニュースなどの配信を手掛ける情報会社。同社広報からのリリース資料によると公立高校で唯一の高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ参加チームであり、「サッカーを通じた人間教育の推進。社会で通用する生き方や考え方をサッカーの活動を通じて身に付ける」「夢や目標実現のためサッカーの技術的向上だけでなく人間性の向上に努める」「自立した選手(人間)・チーム(集団)を目指し、自ら考え、解決していく実践力を養う」など同部の指導方針に共感しスポンサー契約を締結したのだという。

 同社としては初の事例となる高校生スポーツのスポンサー契約のユニフォームは、胸元に企業ロゴと企業名を入れたもので、契約はマイナビと市立船橋高校サッカー部後援会の間で締結された。契約金額は非公開。

 この件について、後援会会長の曽我明哲さんと同部監督の朝岡隆蔵さんは、「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグに参加しており遠方でのゲームも多く、試合前日に宿泊して試合を行っていることも。サッカー協会や船橋市からの補助金、助成金などもありますが、保護者の負担はかなり大きい」と、現状を明かす。

 今回の広告スポンサー契約で「Jユースチームや私立高校のようにユニフォームに広告協賛をもらうことで保護者の経済負担軽減とともに、経済的に困窮している才能ある生徒にも参加の機会を与えられるようになるのでは」と、考えているそうだ。同校側の見解では「今回の試みが最初の一歩。今後、地元企業からの協賛・スポンサーなども受け付けていくことも視野に入れ研究していく」そうだ。

 同部がスポンサー入りユニフォームを着用して戦う直近の試合は、9月2日11時から法典公園(グラスポ)で行われる流通経済大付属柏高校との第11節。会場は入場無料で自由に観覧できるという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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