2018年07月09日 配信

今年の梨は、例年に比べて10日程度早い出荷が見込まれる

7/9(月)船橋のなし順調すぎるほどの生育ぶり
早い所で20日頃から出荷開始という農家も

 船橋市を代表する農産物として知名度の高い「船橋のなし」が順調すぎるほどの生育状況をみせており、例年よりも10日ほど早い出荷開始が見込まれている。

 農園で梨の生育状況をみせてくれたのは、船芳園(船橋市二和東2-6-1、TEL047-448-2158)の園主・加納芳光さん。今年は、春の受粉期に例年よりも10日ほど早い作業開始・完了だったことから早めの出荷が見込まれていたが、その後の好天で予想通り10日ほど早い出荷が見込まれている。

 船橋で作られている梨は、「幸水」「豊水」「新高」の3種が主力。この内、受粉作業は「新高」「豊水」「幸水」の順に行われるのだが、収穫は逆の順番になる。今年の「幸水」は、早い農家で20日頃に初梨の出荷が見込まれており、成長促進剤を使わない自然に近い栽培方法の農家でも25日からの収穫が見込まれている。

 通称「梨街道」と呼ばれる二和~三咲にかけての街道沿いに並ぶ梨農家の直売所では既に営業を開始、農産物を販売している店もあり徐々に夏の賑わいを見せつつある。加納さんの経営する船芳園では、23日頃から直売所の営業を開始、同園で収穫した夏野菜を中心に販売していく予定だという。

 また、船橋市内の梨農家では、腰をかがめ、頭上に両手を上げて作業する梨の栽培から、梨の木を伐採し、腰をかがめなくても作業可能なキウイ農家に切り替える例や、さらにユンボで土を掘り返して耕作して野菜栽培に切り替える例もみられるようになっている。いずれも高齢化による後継者不足が原因となっているが、後継者へのバトンタッチが成功した農園では次代をにらんで他の果樹栽培に挑戦する例も見られる。

 ちなみに、船芳園では昨年から梨の棚を使った「パッションフルーツ」の作付けにチャレンジしている。パッションフルーツは、昨年1,500個を収穫、今年は2,000個を目指して作付けしてきたが、連日のように続く暑さで花芽が開花せず昨年同程度の1,500個の収穫だという。パッションフルーツは、熱帯果実のように思われているが、25度を超えるとうまく開花せず花芽が黄色く変色して散ってしまうのだという。

 今年は、各農家とも順調に生育している船橋のなしだが、春からの宅配会社の相次ぐ値上げが敵となってその経営を脅かしている。配送料金1箱につき400円の値上げを宣言している宅配業者もあり、段ボール代、印刷代などの相次ぐ値上げが1箱当たりの最終価格に響き、買い控えが心配されているのだという。宅配業者からの今年の運賃提案は、これから7月半ばにかけて行われる予定だという。

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