2018年06月27日 配信

船橋市場から旬なものを一番良いタイミングでをスローガンに

6/27(水)夏見のすきっぷマート跡地に「旬菜マーケット」
船橋市場直送の日常使いスーパーへ

 船橋市内でも老舗のスーパーマーケットチェーン「すきっぷマート夏見店」の跡地に船橋市場直送の食材をメインに扱う「旬菜マーケット」(船橋市夏見4-16-15、TEL070-4337-2706)が6月27日に営業を開始した。

 同店の運営は、船橋市場に本拠地を構える食品加工業のワールドラップ(市場1-8-1)。すきっぷマート撤退の話を聞き、「周辺の高齢者や子育て世代が気軽に普段使いで買い物に行く場所に困るだろう。特に高齢者は徒歩圏内にスーパーが必要だ」と市場内で仲間たちに声をかけて開店にこぎつけた。

 店内は、間仕切りなどを極力使わない開放感のある仕様。入口入ってすぐ左手に青果コーナー、奥の突き当りに鮮魚コーナー、精肉コーナー、右手の奥にパン、レジ前に清涼飲料水などが並ぶ。いずれも船橋市場の仲卸事業者から仕入れ、売れ筋商品をそろえる。

 青果販売は、「ワールドラップ」が担当。水産は、まぐろ問屋の「鎌形水産」が担当。パンは、市内芝山の「アーノルド・フジ・タカムラ」で製造したものを焼き立ての状態で運び込む。飲料は、激安価格で話題の「丸富商店」が商品供給を担当。市内の居酒屋が仕込んだ惣菜も並び、駄菓子コーナーも「山下商店」が協力する。

 27日の開店は、告知ゼロの状態で行ったが開店時間前には多くの来店客が列を作った。同店店長の五十嵐多美子さんは、「近隣の方の口コミだけの告知です。以前のすきっぷマートさんのお客様層がそのままいらしているのかも。徒歩圏にある身近なものを買い足すスーパーとして皆さんに役立っていきたい」と話す。来場予想は、日曜日を除いて500~600人程度を見込む。「日曜日は郊外の大きなスーパーに家族で買い物に行く方が多い。あくまでも普段使いニーズを満たしていく」とも。

 開店日に来店した近所に住むという20代主婦は、「開店準備をしているのをずっと見ていて気になっていたので来店した。野菜が安かったので助かる」と話す。また、孫を連れてやってきた60代の主婦は、「適度に選べる品数。広すぎなくて丁度良い売り場の広さが良い、普段足りないものを買うにはこの距離にあってくれると助かる」と話す。

 近隣には大型のチェーンスーパーが複数しのぎを削っているが、「良い物を一番いい時期に」をスローガンに、船橋市場からのこまめな商品供給で徹底的に小回りの利く店として展開するという。

 営業時間は、10時~19時。当面は、営業時間をいろいろと試しながら定着させていくという。日祝定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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