2018年06月28日 配信

6/28(木)ふなばしアンデルセン公園そばに室内スケートボード練習場

三咲の塗装業経営者が掛け持ちで運営

 ふなばしアンデルセン公園南ゲート駐車場の側に屋内スケートボードパーク「BOND SKATE(ボンドスケート)」(船橋市金堀町507-13、TEL 080-2262-6258)が5月19日にオープンしてから約1カ月が経過、スケボー愛好者の間で話題になっている。

 同施設のオーナーは船橋市前原出身で、現在は建築塗装や防水工事を行う中山工業(船橋市三咲3-14-43)の中山一成さん。中山さんの息子・蓮くん(12)は現在、中学生。

 蓮くんは小学生の頃からスケートボード(以下、スケボー)に夢中になり、現在は西船にあるスケボーショップ「TIZZ」(船橋市山野町87-3 3F)のライダーでもある。国内大会にも多く参戦し、昨年9月までは市川市にあった室内スケートバーク「THE UNION PARK(ユニオンパーク)」へ親子でほぼ毎日通い、練習を積んでいた。しかし、同施設は昨年9月末に惜しまれつつも閉鎖。蓮くんをはじめ、多くのスケーターが気軽に集える練習の場、交流の場を失ってしまった。

 そこで中山さんは「ないなら自分で作ろう!」と一念発起。中山さんの前原中学校時代の同級生で、現在は八千代緑が丘でiPhone修理店「EyeSmart(アイスマート)」を営む小野さんにアイデアを話したところ、小野さんの協力も得ながら、実現に向けて走りだした。

 同施設があるのは、元々空き倉庫だった約150坪の敷地。近隣には畑や工場が並ぶ。室内には、ミニランプ2基、クオーターと呼ばれる大き目のランプが1基、カーブボックス、ハンドレール(手すり)やステア(階段)なども設置。なかでも愛好者に人気なのは、御影石を使ったカーブだという。

 中山さんは「このカーブというのは、ボードの裏面を引っかけて、スライドさせるのを楽しむもの。スケートパークだと一般的には鉄でできているところ、あえて、公園などにあるけど実際には遊べない場所に使われている御影石をここに使ったことで、なかなか味わえない絶妙な感触や音を味わうことができるようになっている。先日は、これを目当てに茨城からも来店客があった」と話す。

 設備はそのほとんどを中山さんが自ら施工したという。「ランプを作った経験はないけれど、仲間にも手伝ってもらいながら、意外とできちゃいました」と笑顔を見せる。

 中山さんは現在は夕方までは建築塗装業として働き、会社を出たら、同店のある金堀町へ移動し、深夜まで店に立つ。「お店をオープンしてから、睡眠時間がとても減ってしまった。それでも、スケートを通じて知り合えた仲間、スケートがあったからこそこのようなこともできたことに感謝している。ここを拠点に、スケートの楽しさを広めていけたら」と中山さん。

 同店では子ども向けのスケートスクールも開講する。保護者が閲覧できるようなスペースも設け、ドリンクやスナックの販売もしている。

 地域へのイベント参加なども積極的に行い、6月17日には船橋市地方卸売市場で行われた日曜朝市でもスケートボード体験会を開いたばかりだ。

 同施設の営業時間は平日=15時~23時、土・日曜=10時~23時。月曜定休。施設利用料は1時間600円、3時間1000円、1日1500円。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 中山さんと息子・蓮くん

  • 御影石のカーブ

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MyFuna編集部

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