2018年06月21日 配信

6/21(木)船橋市保健福祉センターで第1回地域医療連携担当者会議
地域医療連携の方法を探る

 船橋市保健福祉センター(船橋市北本町1-16-55、TEL 047-409-3668)で6月20日、第1回地域医療連携担当者会議が行われた。

 2016年から東葛南部医療圏の地域医療構想を話し合う東葛南部地域医療構想調整会議が開催されてきた。同医療圏内は人口規模が大きく病院の数も多いため、同調整会議のみで意見をまとめることが難しく課題となっていた。そこで保健所単位での地域医療連携に関する意見交換会の開催が決まったのだという。

 その決定に従い今年は船橋市保健所管内意見交換会を3回開催し、地域医療連携のさまざまな方法を検討しつつ、病院内の地域連携室の連携を推進するための会議を年3回程度行うことに。

 今回その1回目として地域連携室会議が開催された。各病院の地域医療担当者または管理者に地域医療連携に関する課題についてヒアリングした中から、入退院調整や連携推進についてピックアップする。

  転院時の情報共有などの課題や転院後の紹介元へのフィードバッグについて、グループワークで話し合いが行われた。ほかにも、病院間の調整について(在宅や施設との連携はひまわりネットワークで検討)や、精神科・産科は一般科病院との連携も。

 参加病院は急性期、回復期、慢性期の医療機関や精神科、産科の市内25病院。AからGの7つのグループに分かれ話し合いを約50分間、転院時の連携で紹介元の立場の意見、受入先の立場の意見、そのほかの意見、さらにはその課題に対してディスカッションした。

  最低必要な情報の様式やチェックリストの作成、各病院の受入体制や受入の目安について情報収集し各病院に配布したほうがよいかどうかなど、対策案について賛否が確認された。さらには意見や新たな提案などを出し合った。

 転院後の病院から紹介元へのフィードバックについては、仕組みが必要かどうか話し合い、最後に各グループから発表で締めくくった。

 船橋市保健所の次長松野朝之さんは「今回が初回の会議で、やっとスタートできたというところ。年3回程度の会議の中で、課題を出して対策を練りながら、共通の情報シートの作成やフィードバックするための仕組みづくり、各病院の特徴の共有と補完の仕組みづくり、地域医療連携状況の見える化を推進していきたいと思います」と話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 各グループで発表

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大西俊子

大西俊子

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