2018年06月15日 配信

6/15(金)体操全日本制覇の市船出身谷川選手が市長に報告
世界大会出場を目指して決意新たに 

 市立船橋高校出身の谷川翔(かける)さん(順天堂大学2年)が、体操の全国大会「全日本体操個人総合選手権」で優勝したことを松戸市長に報告するため、614日に船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れた。

 谷川さんは4月27日から29日に行われた「第72回全日本体操個人選手権」に出場し、同大会10連覇中だった内村航平選手、リオデジャネイロオリンピック金メダリストの白井健三選手をおさえて、史上最年少で初優勝を果たした。

 小学校1年から同じく体操選手の兄である航さんの影響で、一緒に体操教室に通い始めたという谷川さん。法田中学3年のときに「全国中学校体操競技選手権大会」で優勝し、市立船橋高校に進学。在学中には全国高校総体で団体優勝した。高校卒業後は兄が通う順天堂大学に進学し、現在2年生。

 谷川さんは昨年の夏あたりから腰を痛めており、練習できない日々もあったが、体感トレーニングや倒立など腰に負担をかけない練習メニューで日々努力を重ねた。「練習できない日があったからこそ、体操の楽しさを改めて感じることができた」と振り返る。

 全日本体操個人選手権前には腰の調子もだんだんとよくなり、試合の数日前から調子がよく「もしかしたらいい結果が残せるかも」と自分自身で感じていたという。本番では持ち前の美しい体操を行うことができ、見事優勝した。

 その後、5月20日に開催された「第57回NHK杯体操」に出場。同大会は2位以内になると世界大会の出場権を得ることができる大会だ。上位2位を目指した谷川さんだったが全日本で優勝したことのプレッシャーからか、満足がいくような演技ができず惜しくも4位となり、世界選手権の出場切符を手に入れることができなかった。「次の大会では自分らしく納得のいく演技をして、世界大会の出場権を得たい」と谷川さん。

 谷川さんは6月30日から群馬県で開催される「第72回全日本体操種目別選手権」に出場し、世界選手権日本代表入りを目指す。

 「NHK杯は悔しかったですが、去年と比べると考えられないくらいのいい成績を残すことができたので、さらに練習に励んで世界選手権、東京オリンピック出場を目指します」と谷川さん。

 松戸市長は「全日本選手権大会もNHK杯も見ました。谷川さんを目標として頑張っている後輩たちがたくさんいるので、2020年のオリンピック出場を目指す若きホープとして活躍できるよう応援しています」とエールを送った。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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yukitotsukawa

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「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
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