2018年06月13日 配信

左から井場さん、家さん、奥谷さん、会田さん

6/13(水)「ふなばし朗読の会まつむし」が緑綬褒状受章を市長に報告
音訳図書制作や対面朗読等の功績が認められ

 視覚障害者のための音訳図書制作や対面朗読などのボランティア活動に取り組んできた「ふなばし朗読の会まつむし」のメンバーが6月12日、「平成30年春の褒章緑綬褒状」受章を松戸徹市長に報告するために船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れた。

 「ふなばし朗読の会まつむし」は「朗読を通して、視覚障害者の生活と学びと娯楽の向上を手助けしたい」との思いから1980(昭和55)年4月に活動を開始、今年で39年目に入った。

 「緑綬褒状」とは、長年にわたる社会に奉仕する活動(ボランティア活動)に従事し、顕著な実績を挙げた団体に贈られる。同日、市役所を訪れたのは代表の家景子さん、アナウンサーをしていたという井場兌子(いばえつこ)さん、奥谷君子さん、会田和子さんの4人。

 盲学校や市からの依頼による音訳図書の制作、依頼者宅や図書館などに出向いての対面朗読活動、「声の図書ふなばし」の管理や貸出補助などのボランティア活動を行っている。視覚障害者が耳で読書が楽しめるよう、より充実した生活を送るために貢献。これまで手掛けた音訳図書は2,000冊以上になるという。

 市長は長年のこれまでの活動への敬意を表し、「船橋市は63万人の市となり、いろいろな方がいろいろな分野で活躍されています。視覚障害の方にとって自分たちを支えてくれる人がいることは生きる力を生み出していると思います」と労いの言葉があった。

 家さんからは、メンバーは本好きな人の集まりであることや、社会の役に立っていると思えることが活動のモチベーションになっていることなどの話があった。対面朗読は依頼者の希望する本を初見で読むので、2人組で交代しながら読み進めるとともに、読み方のわからない言葉などは調べながら読み進めるとの話もあった。「自分では決して読まないような本を読む機会がもらえます」と奥谷さん。

 活動は月に2回の勉強会に、録音は主に自宅で行っているというが、対面朗読が週3回ほどある。1冊分を作るには、録音、その校正、アクセントのチェック、録音し直し、再度の校正などを経るとのことで、完成に何カ月もかかることもあるという。

 市長からは「耳から聞くと頭でイメージするからすごくいいですよね」と話があると、「想像力が刺激されてよいと思います。ボケ防止にもなるんです」と家さん。

 会員は多い時期は30人ほどいたというが、現在は19人とのこと。「最近男性が1人入られて19人になりました。会員募集しています」とも。アクセントなど習得しなければならないこともあるため、新人がすぐ対面朗読できるわけではないという。「井場さんの指導の下、OKが出ればデビューになります」と家さん。メインの活動場所は新京成線習志野駅すぐ近くの福祉会館で、基本的に毎週火・水・木曜の10時から12時に行っている。見学は随時可能。

  • メンバーを紹介する家さん

  • 市長と歓談するメンバー

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