2018年05月26日 配信

5/27(日)横浜アリーナでBリーグCS決勝戦

「千葉ジェッツふなばし」惜しくも優勝逃す

 横浜アリーナ(神奈川県横浜市港北区新横浜3-10)で5月26日、Bリーグチャンピオンシップ(CS)決勝戦が行われ、天皇杯との2冠を目指していた千葉ジェッツふなばしは、アルバルク東京(A東京)に60対85で敗れ、優勝杯を手にすることができなかった。

 第1クオーターは互角な戦いで進んだが、徐々にA東京のリズムになり、特に後半戦は流れを変えるきっかけがつかめないままリードを許す形で試合終了を迎えた。小野龍猛選手は「自分たちのペースに持ち込めず、コート上でももっとハドルを組んで修正できれば良かったですが、後半に我慢し切れなかったところで弱さが出てしまった」と話している。

 Bリーグは2年目を迎え、千葉ジェッツふなばしは昨季叶わなかった天皇杯との2冠を目指してここまできた。レギュラーシーズン60試合を戦い、今季は東地区で優勝し地区トップでCSにあがり、そしてCSは準々決勝、準決勝を船橋アリーナで戦い、同日を迎えた。

 A東京は同じ東地区で、今季は2位上がりになっている。しかし、今季リーグでA東京は唯一千葉ジェッツが負け越している。苦手意識があったのか、石井講祐選手は「相手のプレッシャーで自分たちのやりたいことができず、ディフェンスにもそれが影響してしまいました」と話す。

 クラブ代表・島田慎二さんからは、「まずはレギュラーシーズンからこのファイナルに至るまで、同じ東地区のライバルとして戦ってきたアルバルク東京さんに『優勝おめでとうございます』と伝えたいと思います。そして今シーズン最後まで共に戦ってくださったブースターの皆さま、日頃から千葉ジェッツふなばしを支えてくださるパートナーの皆さま、本当にありがとうございました。目標としていた天皇杯との2冠には届きませんでしたが、皆様のご支援やご声援なくしてはこのファイナルまで来られなかったと思います。来シーズンはこの場で皆さまとともに喜べるよう、今日の悔しさを糧にチーム・フロントスタッフ一丸となって精進して参りますので、引き続き千葉ジェッツふなばしへのご支援、ご声援の程よろしくお願い申し上げます」とのコメントが発表になった。

 そして松戸徹市長からも「準優勝おめでとうございます。天皇杯との2冠はなりませんでしたが、今シーズンも大きな感動とバスケットボールの素晴らしさを十分に伝えてくれました。多くの人たちに、夢と感動を与えてくれたヘッドコーチ、選手、スタッフの皆さんに感謝し、来期こそはリーグ制覇を叶えてくれることを期待しています」とコメントが発表された。

 「来季に向けての課題が見えた試合でした」と話す大野篤史ヘッドコーチは、パートナー企業やブースターへの感謝の気持ちも話していた。

 千葉ジェッツファンで、昨年9月からKMG(ジェッツ高速モッパーガールズ)を結成したという2人組・生澤昴衣子(いくざわあいこ)さんと木原まどかさんは「今までスタッフとしてチームを見てきたが、今日は選手の戦っているところをじっくり見られて感動した。負けたことは悔しかったが、この舞台に立っているところを見られたことがうれしかった」と話した。

 チャンピオンシップ最優秀選手賞(MVP)には、田中大貴選手(A東京)が選出された。

  同日の来場者数は1万2005人。両チームともチームカラーが赤。会場は赤一色に染め上げられていた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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  • KMG(ジェッツ高速モッパーガールズ)の2人

この記事を書いた人

大西俊子

大西俊子

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