2018年04月11日 配信

新商品のドイツコッペを紹介する松田さん

4/11(水)船橋駅北口の裏通りにある「駄菓子屋りゅうくんの店」で新商品続々
売れ筋の「おじさんのブロマイド」には防虫効果も

 船橋駅北口からすぐ近くの裏通りを入ったさらに奥に隠れ家的に営業している「駄菓子屋りゅうくんの店」(船橋市本町5-11-14、TEL 047-422-6002)で秘密裏に進められてきた商品開発が実を結び新商品が続々とリリースされている。

 4月1日から販売を開始したのは「ドイツコッペ」。開発に際し、ドイツ人の女の子が「ドイツではコッペパンが人気」と話したことから「ドイツコッペにしようかな」と命名された。コッペパンは、市販のものを使用。レタスと鉄板でカリカリに焼いたチーズを挟み込む「プレーン」(130円)にベーコンやアボカド、明太子、生ハムなど10種類のトッピングを選べる。

 トッピングの内容によって30円~70円がプラスされるが、130円~200円と駄菓子屋らしいリーズナブルな設定だ。これまでのところ、販売状況は順調に伸びていて、「1日に2個も3個も注文してくれる子ども達も」とオーナーの松田誠さん(69)は嬉しそうな顔を見せる。

 松田さんは、子どもとのコミュニケーションを上手にとる。以前に開発した恐怖の自動販売機では、「10円を入れても何も出てこない恐怖の自動販売機、10円淹れる勇気があるかな」と子どもたちの好奇心を刺激し、10円は寄付に回す。子ども達からは「おじさんが遊ぶお金に使うんだよね」と、冗談交じりで厳しめのツッコミを入れるがこうしたやり取りを一緒になって楽しむのだ。

 最近開発したヒット商品は、「おじさんのブロマイド」。1回50円でアイドルブロマイドと一緒に並べて販売されている松田さんの生写真が「アイドルのブロマイドよりもおじさんのブロマイドの方が圧倒的に売れるのだという。「みんなが買うから写真の撮影が間に合わないよ~」と困った様子を見せると子ども達は楽しそうにブロマイドを購入していくのだ。ちなみに、このブロマイドは何故だか「防虫効果」もあるのだという。あたりをひくともう1枚もらえるという点もお買い得さを演出している。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • ベーコンとチーズ、レタスは普通に人気だ

  • ベストセラーの駄菓子「ビックカツ」もトッピングに

  • ドイツコッペのPOP、もちろん手書きだ

  • 大人気のおじさんのブロマイド、ただの松田さんの写真だ。

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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