2018年03月30日 配信

エピックス代表の石川さん(右)

3/30(金)習志野駅前に「富士デジタルステーション」
ロボットプログラミングにボードゲームも

 新京成線習志野駅前の郵便局2階のパソコン教室「富士デジタルステーション」(船橋市習志野台4-1-7 TEL047-769-7545)が2月末で営業を終了、3月から新体制での運営を開始した。

 新体制の運営会社は、株式会社エピックス。新船橋駅近くのイオンタウン(北本町1-19-50 TEL047-406-5786)でハローパソコン教室を運営する会社。MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)2010、2013資格試験やスマートフォンやアイパッド講座を主軸に独自路線でロボットプログラミング講座などのノウハウも蓄積してきた。

 旧運営会社は、経営者の事情があってパソコン教室の運営ができなくなったため近隣で教室と40人程在籍している生徒をそのまま引き継いでくれる経営者を探していたところ、石川さんに白羽の矢が立ち数カ月の準備期間で運営交代の話が本格的に始動した。

 「習志野教室は、フランチャイズ授業ではないのでオリジナルのプログラムを立てます。ロボットプログラミング(月2回、1回90分1ヵ月、1万2000円)と、ゲームを作る事のできるプログラミング(月2回、1回90分、1ヵ月1万円)を2本柱にして展開していく予定」と、習志野教室にかける意気込みを話す同社代表の石川直紀さん。

 2020年から小学生の学習カリキュラムにプログラミングが必修化されるのを受けて生徒数が増え続ける同業界。「千葉県内では柏市がプログラミング教育に対し全市を挙げて取り組んでいる。大型商業施設のモラージュ柏では、行政も協力して毎月1回の大規模なイベントを開催しています、それに伴ってプログラミング教室の生徒たちも増えています」と石川さん。「船橋市でもプログラミング教育が盛んになってくれたら」と船橋市内全体を巻き込んだプログラミング教育ブームを引き起こすきっかけを狙う。

 また、プログラミング教室の対象はほとんどが小学生。教室は夕方以降の時間帯だけ稼動するため、午前中から午後にかけての空白時間を有効に活用しようと有効な手段を模索していた石川さん。スーパーや公園などで暇を持て余している高齢者層に目をつけ、都内で流行している「ボードゲームカフェ」導入を計画している。

 3月からのリニューアルに合わせてカード形式のものから人生ゲームの様なすごろくタイプ、将棋やオセロのように盤上の駒を使った知略性を問うものなど国内外から約50種類の「ボードゲーム」を揃えた。「ルールが簡単なので高齢者の認知症予防に、子どもと大人が一緒になって楽しめるボードゲームで世代を超えたコミュニケーションを図ろうというのだ。

 「せっかく習志野で新しいことをスタートするので地域のためになる事業をしたい」と石川さん。目の前にある福祉会館や近隣のクリニックなどと連携して、行き場のない高齢者層へのアプローチと場作りを手掛けていくという。

 営業時間は、16時~19時。※ボードゲームカフェは9時~16時などで計画中。現在のところ土日祝定休。問い合わせは、047-769-7545。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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