6/25(日)「ふなばし三番瀬海浜公園」が7月1日にリニューアルオープン
環境学習館や展望デッキ、噴水広場も
ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市潮見町40、TEL 047-435-7711)のプール跡地に「ふなばし三番瀬環境学習館」が7月1日に開館するのを控えて、同園内の「展望デッキ」「芝生・噴水広場」が整備された。
かつて同園にあった「ふなばし三番瀬海浜公園プール」は、東日本大震災の被害により営業を停止していたが、その場所を利用して、「ふなばし三番瀬環境学習館」と三番瀬を一望できる「展望デッキ」、広大な芝生と噴水などが整備された「噴水広場」にリニューアルをして生まれ変わる。
「ふなばし三番瀬環境学習館」では、デジタル映像や模型などを駆使してゲーム感覚で学習できるコーナーのほか、キッチンスタジオでは地産地消をテーマとした料理教室、環境団体や大学と連携したワークショップを開催する。
同学習館の入り口を入ると、三番瀬に生息する底生生物・魚類・鳥類の巨大ジオラマの展示が。スコープも設置され、ジオラマ内の模型を映像で見て学習することができる。
「そうぞうシアター」では、来場者が三番瀬で見つけてきた貝殻や流木などを画像データとして取り込み、その画像に目や口、手足などをつけて名前をつけて送信すると、隣にある180度巨大スクリーンのシアターで映像となって現れる仕組みになっている。
「三番瀬で拾ってきた貝殻などがイラストになって動く姿を見るという、楽しみながら学べるスペースです」と、同学習館の担当者。「たべるをしろう」と名付けられたコーナーでは、映像を見ながら体重移動をさせて船を動かし、実際にロープを引っぱって漁をするという漁業の疑似体験ができ、「あつめてみよう」では海老川の水がどのように流れていくのか、電極棒を使ってゲーム感覚で学ぶことができる。
「まねしてみよう」では、「くちばしとおしりコレクション」と題した三番瀬に訪れる鳥類の造形を展示する。くちばしの形によって食べる餌の違いなど、実際に目で見て学ぶことができ、口に自分の口をあてて写真撮影を楽しむことも可能となっている。
2階のサイエンスラボ内には、千葉県初、都内でも東京農業大学博物館以外ではイベントでしか見ることができない「触れる地球」を3台設置。この「触れる地球」は地球の温度変化や雲の動き、渡り鳥の移動ルート、海面温度など、さまざまな情報を地球儀上で見ることができる。
「三番瀬にも来るハチクマの移動ルートを見ると、何千キロもの道のりを行きと帰りでほぼ同じルートを通ることが見て分かるなど、子どもたちにも分かりやすく学ぶことができると思います」と担当者は話す。
「船橋市内でこのような学習施設は初のこと。たくさんの人に楽しんでもらいたい」と、同学習館の熊澤健一館長。
そのほか、2階建ての展望デッキは木材を基調とし、船をイメージしたデザインになっている。建物内と2階テラスにはテーブルと椅子が設置され、休憩場所として自由に利用可能。屋上からは三番瀬を一望できる。
また、噴水広場は、中央部に直上噴水、周囲には18個のアーチ噴水が設置され、小さな子どもも水に親しみながら安全に遊べるよう設計されている。
営業時間は9時~17時(7月1日は10時~)。月曜定休(祝・休日の場合は次の平日)。12月29日~1月3日は休業。その他メンテナンスによる臨時休業あり。
館内有料スペースの利用料は、一般400円、高大生200円、小中学生100円、市内在住・通学の小中学生無料、未就学児無料。
「触れる地球」。地球にタッチして体重をかけることで地球が移動する |
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奥に見えるのが展望デッキ | |
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