2017年08月21日 配信

8/21(月)西船橋駅前に手作り朝ごはんのカフェ「CAN NOW」
ダイニングバーのランチタイムを担当

   170817cannow_img_1718

 西船橋駅北口に7月26日、朝6時から手作り定食やフレッシュジュースを提供する「カフェCAN NOW」(船橋市西船4-20-3、TEL 047-401-7915)がオープンした。

 同店は2014年にオープンした缶詰をメインに提供するダイニングバー「俺の隠れ家」の、昼の時間を担当している。

 店主は船橋出身で、「笑顔の先生」「質問家」という肩書きをもつ岡谷佳代さん。笑顔の先生として、企業研修やセミナーなどを行い2015年に会社を設立。「平笑(へいわ)」として原宿に事務所を構え、都内の事務所と研修先を飛び回る日々を送っていた。

 そんな中、娘との時間がどんどんとれなくなっていった時に、子どもに投げかけた「お母さんに何がしてほしい?」という質問に対して「毎日お母さんの夜ご飯が食べたい」という回答が、岡谷さんが船橋に店をもつことになったきっかけだという。

 子どもが学校から帰り塾に行くまでという短時間で夕飯を作るのは、都内に事務所にいるのでは難しい。どうやったら叶えられるか思考を繰り返し、自分の理想の店舗を持つ「俺の隠れ家」のオーナーに気持ちを伝えたところ「一緒にお店をやりましょう」とランチタイムを任せてもらえることになり、昼の時間は店名をCANNOWとし、オープンに至った。

 店名のCANNOWは、繰り返し口にだすと「かなう」と聞こえることから、何か問題があってもどうやったら叶えられるかと考える「質問家」である岡谷さんの考え方から。

 岡谷さんは父親が寝たきり、母親がアルツハイマーという状況で、母親が外出しなくなっていくのを目の当たりにし、「ベビーカーでも、おじいちゃん、おばあちゃんでも、誰もがいつでも気軽にふらっと立ち寄ってもらえるお店にしたかった」と話す。

 メニューは「具だくさんのみそ汁定食」、奄美大島の郷土料理「鶏飯」、水をつかわない「特製カレー」(以上750円)の3種。果物をつかったフレッシュジュース(400円)、ソフトドリンクを用意。使う野菜は全て地元の農家から、果物は船橋市場から仕入れる。

 「一度東京に出たからこそ、船橋の良さをより感じるようになった。両親をみて、体が悪くなってからではなく、地元の元気な野菜を食べることと、笑顔で予防につながれば」と岡谷さん。

 現在は月に4回、店内でピアノの生演奏を行っているほか、メイクレッスンなどもイベントも行う。今後は読書会などのイベントも考案中。「誰かとつながったり、自分の心とつながったりと、思いを伝えられるきっかけになり、コミュニケーションツールになるようなお店にしたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は6時〜16時30分。日曜定休。

170817cannow_img_1715 170817cannow_img_1709
具だくさんのみそ汁定食 フレッシュジュース(左=キウイ、右=グレープフルーツ)
170817cannow_img_1717  

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード