2018年01月31日 配信

1/31(水)行田町の老舗文具店「せきぐち」跡に福祉事業所開所
放課後等デイサービス「なないろ」

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 行田の老舗文具店「せきぐち」跡に昨年11月、放課後等デイサービス「なないろ」西船事業所(船橋市行田町47-25、TEL 047-429-5800)が開所した。

 同事業所は、船橋・浦安・行徳で就労継続支援A型事業所を運営する「徳正」(浦安市富士見4-9-16)が母体となる。代表の渡邉麻衣子さんは船橋市出身。

 自身も幼いころに文具店「せきぐち」に通っていたという渡邉さん。「懐かしい文具店の場所が空きビルになっており、まさかこんなご縁で事業所を開けるとは思っていませんでした」と話す。「いまだに、『ここは文房具店じゃないんですか?』と聞きにくる方もいらっしゃいます」とも。

 事業所名の「なないろ」には、それぞれが持つ色(個性)を大切にしたいという思いが込められている。一人一人が異なる個性を生かしながら、安心・安全な事業所を目標に、利用者一人一人の個性を伸ばす支援を心がけている。

 1階は「動」のスペースとしておもちゃや絵本などのほかに、「子どもたちが思いっきり好きな絵を描けるように」と、壁一面にホワイトボードを設置。ボルダリングの壁も用意し、広いスペースの中でのびのびと過ごせる環境を整える。
 テーブルとキッチンを完備する2階は「静」スペースとし、勉強をしたり、飲食ができるようになっている。

 また、同事業所では送迎付きサービスも行い、利用者の就学時間に合わせて学校まで迎えに行くサービスも行っている。「共働きのご家庭も増えてきているので、学校と家と職場を往復することなく、お仕事に専念してもらえるので喜んでいただいてます」と渡邉さん。

 もともとは接客業で働いていた渡邉さんだが、人と接するのが好きということと、新たな業種でそのスキルを活かしたいという思いから福祉業界に転職。数年職員として経験を積んだ後、事業を受け継ぐ形で代表に就任した。

 遠方から来る利用者や市からの要望もあり、「パレット行徳」(市川市湊15-8)、「パレット西船橋」(船橋市葛飾町2-341-3)、「放課後等デイサービスなないろ行徳事業所」(市川市行徳駅前2-1-1)を開所させた経緯も持つ。

 就労継続支援A型事業所ではカード仕分け、クリーニング、パッキングなどの定期作業のほかに、個々のスタッフの特技を生かした仕事の提供を心がけている。

 編み物の得意なスタッフが在席する「パレット西船橋」では、近隣のカフェを借りて編み物教室を開催したり、市役所の販売会に定期的に参加することも。また、一般就労への移行に向けた支援の一環として、リサイクルショップ等への施設外就労も行っている。

 また、放課後等デイサービス「なないろ」の利用者の職業体験の場として「パレット」事業所と連携をとり、グループ全体で障がい者が安心して生活できる環境と就労支援をサポートしていく。

 放課後等デイサービス「なないろ」の利用は小学1年生~高校3年生まで。利用にあたり、「障害福祉サービス受給者証」の手続きが必要。利用時間は月14時~18時(月~金)、土曜・学校休業日は9時30分~16時30分。随時見学受付中。

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真中:「徳正」代表の渡邉さん  

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
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