2016年09月25日 配信

9/25(日)新京成バス「二和グリーンハイツ線」試験運行中

二和地区 念願のバス運行

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二和西6丁目付近

船橋新京成バスが8月1日から、「二和グリーンハイツ」と東武アーバンパークライン「馬込沢駅入口」を約20分で結ぶ路線「二和グリーンハイツ線」の試験運行を開始した。

同路線運行については、二和地区の住民自治会が、要望書を船橋新京成バスや船橋市に十数年前から提出してきた。

船橋市は公共交通不便地域の解消を図るため、船橋新京成バスの協力のもと今年度の市の予算2,100万円を確保し、運行経費を補助することで二和地区住民を支援。

二和グリーンハイツや船橋二和高校があるこの地域は、公共交通機関の便に恵まれておらず、住民が船橋駅に出るには、自転車か、馬込沢駅に行くにも徒歩40分~1時間かけて行くか、「二和道」停留所(木下街道)からバスに乗り行くしかなかった。二和地域は住民の高齢化が進み、地域から直接馬込沢駅に行くバスの運行が望まれていた。

「バスのおかげで便利になったのは確か」と二和グリーンハイツに30年住む荒井義昭さん。船橋新京成バスの中林幸彦さんは、「地元にとっては悲願達成。初運行の日は始発5時32分にもかかわらず、地元住民による花束贈呈があり、バス停そばにバス歓迎の看板が掲げられた」と話した。

「二和グリーンハイツ線」は5時~21時台まで1時間に約1本。「二和グリーンハイツ」発7時、10時、16時と19時台は1時間に2本。合計で1日21本運行する。通常は「二和道経由」のルートを走るが、10時~15時台のほとんどの便は買い物客を考慮し「ヨークマート東道野辺店(鎌ヶ谷市東道野辺5-16-38)」附近を通る「東道野辺ふれあいの森経由」のルートを走る。

「二和グリーンハイツ」と「馬込沢駅入口」間の運賃は大人・現金210円(IC206円)。パスモ、スイカの利用が可能。試験運行中は定期券の販売はしていない。

「8月は夏休みということもあり、1カ月間で1便平均4名の乗降客だった。9月に入り少しずつ固定客が増えてきたので、乗客数の伸びは今後に期待したい」と船橋新京成バスの吉田修一さん。

今後は来年3月31日までの試験運行の利用状況から、路線バスとしての本格運行への移行について地域住民と船橋新京成バス、船橋市が検討する予定。

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二和グリーンハイツバス停 運行車両

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MyFuna編集部

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