2018年02月10日 配信

2/10(土)船橋市場内の市場カフェで「オレンジカフェ」
認知症に悩む本人と家族のためにカフェスペース開放

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 船橋市地方卸売市場内にある市場カフェ(船橋市市場1-8-1 TEL047-409-1877)で初開催となるオレンジカフェが2月7日、近隣の民生委員、ケアマネージャー、福祉業界関係者などを招いて行われた。

 この日オレンジカフェに訪れたのは、本町エリア、宮本エリア、湊町エリアの民生委員とケアマネージャー、地域包括支援センター職員、福祉用具会社のスタッフその他、チラシを見て飛び入りで参加した80代の女性など約10人。

 この日は、福祉用具レンタル会社の「パナソニックエイジフリーショップ千葉船橋」から同店前の段差を克服する最新のスロープを用意。実際に高齢者や車いすの男性らがスロープの便利さを実感する体験ブースも用意されていた。

 同店のオレンジカフェは、認知症に悩む人も、その家族も、健常者で普通にカフェを利用する一般客も関係なく参加できるように会場を解放。14時~16時の開催期間中には普段閉店時間になっている同店が開いているのをみて「まだ入れますか?」とオレンジカフェに参加した例も。

 メニューは、焼き菓子とドリンクがセットで500円。ドリンクと焼き菓子が進んだタイミングを見計らって同店スタッフで副店長の藤崎明香さん(27)が、ピアノ弾きがたりで「翼をください」を披露した。

 一通りのアトラクションを終えると、話題は地域の高齢化問題から、普段関わっている利用者や患者の認知症、地域で起きている課題などの情報共有と事例の発表になっていった。

 「同じ業界の人とは話すことがあるんですけど、ちょっと違う業界の人と情報交換する機会が無いので参加してよかった」と30代男性。前出の80代女性は、「旦那が亡くなってから家で一人でいる時間が寂しい。こういう機会があると外に出ようと思います」と感想を話した。

 次回、同店で行われるオレンジカフェは、3月6日14時~16時。4月以降も毎月開催するが、4月からは開催日が第三火曜日の14時~16時に変更になる。

 参加申し込みや問い合わせは、047-409-1877(市場カフェ)。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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