2017年05月05日 配信

5/5(金)現役女子高校生バリスタが全国コーヒー行脚の旅に
「若い層にも珈琲の素晴らしさ伝えたい」と旗振り役を買って出る

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 船橋出身で在住の女子高校生バリスタとして売り出し中の鮫島椰以(やい)さん(17)が5月15日~22日の8日間、「現役高校生(JK)”心とコーヒー”のめぐり旅」と題したコーヒー行脚の活動を始めることを発表した。

 鮫島さんは、法典西小学校、行田中学校の卒業。現在は都内の通信制高校に通う現役高校生だ。親の友達と一緒に遊ぶことの多かった鮫島さん、「小学校・中学校ではクラスの子たちと馴染めなかった。都内の高校に行けば刺激があるかと思ったけど、やっぱり同じ。早く社会に出て仕事をしたかった」と、これまでを振り返る。

 学校になじめなかった鮫島さんの転機は、「気分転換に」と、ホームステイした岩手県だった。以前にバリスタとして勤務していた父の友人からコーヒー豆の焙煎やラテアートを手伝ったのがきっかけでコーヒーに目覚めたという。母に布のフィルターで抽出する「ネルドリップ」を習い、自宅で紙フィルターの抽出「ペーパードリップ」の練習を重ねた。わからないことは知り合いに聞き、本を読み漁り知識を深めたという。

 そうした鮫島さんの努力をみて、西船橋の路地裏でコーヒー屋台「Kakuya Coffee Stand」を経営する蘆田格也さんが、自身の手掛けた2号店「Cannes×Kakuya Coffee Stand」(船橋市西船5-15-5)での手伝いを許可した。「もんじゃ焼き」店でのアルバイトと並行して珈琲を修業する機会を得た鮫島さん、珈琲の追及にますます拍車がかかった。

 船橋珈琲フェスティバル以降、急速に熱気を帯びている船橋市内の珈琲店が多数参加している「JHDC(ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ)」。このハンドドリップコーヒー日本一を決める大会に、蘆田さんのすすめで鮫島さんは最年少バリスタとして出場。本選出場は逃したが、検討を認められて本選会場での「ふるまいコーヒー」を来場者に淹れる名誉を得た。

 世間の注目を受けて「ここが自分の生きる場所」とばかりに、珈琲の世界にますます夢中になる鮫島さん、今回の「現役高校生(JK)”心とコーヒー”のめぐり旅」もこれまでの経験から「珈琲には常に新しい発見がある。最初、珈琲はおいしくない飲み物だと思っていた私は、珈琲の甘さを知ったのが発見の原点。もっとたくさんの発見や出会いを経験したい」と企画した。

 5月15日に船橋を出発。福岡、大阪、兵庫、京都、神奈川を散歩と街歩きを兼ねて各地の珈琲店を1日4~5件程度訪問する予定だ。各店で許可を得て、バリスタの思いと店を訪れる客の思いをレポートし、FACEBOOK、Twitter、インスタグラム、ライブミーなどのSNSを活用して情報発信するという。アカウントは、「jkcoffee_yai」で統一。ライブミーでは動画の生配信も予定しているという。

 現在のところ、訪問先のほとんどは未定だというが京都や福岡では珈琲業界の重鎮を訪問する予定でアポイントを入れているという。

 「訪問先の地域は、ほぼ決めているんですけど、細かいところは調整可能です。女子高校生バリスタに会ってみたい、興味があるという方はSNSでご連絡頂ければスケジュールの調整も行います。現役高校生の私が、各地の珈琲店を回っていくことで『珈琲は大人の飲みもの』という常識を覆して、本当の珈琲を広められるようになりたい」と、鮫島さんは意気込みを話す。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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